第65回東北六県将棋大会(東奥日報社など東北の代表紙5社主催)が7月2、3の両日、青森市のホテル青森で開かれる。昨年、2大会ぶりに頂点に立った青森県チームは、2連覇を懸けて他県の強豪としのぎを削る。

 大会では各県の大将、副将、先鋒(せんぽう)がそれぞれ総当たり戦を行い、団体と個人の成績を競う。青森県は大将・小林憲治五段(28)=青森市、副将・成田豊文(とよのり)四段(28)=同、先鋒・木村恭司朗四段(16)=同=の布陣。監督は奈良岡実五段(64)=同=が務める。

 初出場の小林五段は4月から仕事の都合で青森県に居住し、今期の県名人戦を制した。2013年の第7回朝日杯将棋オープン戦ではプロ棋士を撃破。北海道と奈良県でも代表経験があり、全国上位で通用する棋力を持つ。県有段者選手権で3連覇した成田四段は居飛車、振り飛車のどちらも自在で安定感がある。県王将の木村四段は今大会出場選手で最年少。粘り強さを武器に戦い抜く。奈良岡監督は「チームの総合力で優勝を目指したい」と意気込む。

 【団体戦】
 全チームに実力者がそろい戦力は拮抗(きっこう)しているが、特に青森県の強敵となりそうなのは秋田。今年の全国支部対抗名人戦東日本大会で準優勝した鈴木勝裕五段を筆頭に実績十分だ。

 各チームとも若手が台頭し、秋田を除く5チームには10代の有力選手が名を連ねる。奈良岡監督は「10代選手の成績が団体成績に影響するだろう」と推測する。

 【個人戦】
 大将戦は、多様な戦型に精通する青森県の小林五段が最有力。秋田・鈴木五段、全国大会でも実績がある福島・竹内俊弘五段との優勝争いになるとみられる。

 副将戦は前回大会5戦全勝の福島・渡辺久記五段が中心で、同4勝の宮城・小山真央五段も有力。青森県の成田四段はこの2人との対局を1勝1敗で乗り切れば好機がある。

 先鋒戦は20代で棋力の充実期にある山形・本間瑞生四段と、秋田・納谷瑛志五段が軸。青森県の木村四段を含めた10代選手3人は、波に乗れば大勝ちの可能性もある。