青森県は30日、県内で新たに239人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週(23日)からは2人の増。新たに青森市の通所型高齢者施設と弘前保健所管内の県立高校でクラスター(感染者集団)が発生した。県内の6月の新規感染者数の累計は公表ベースで前月比2948人減の5910人となり、月別で最多だった3月から3カ月連続で減少した。

 検査で陽性が判明した239人は居住地別に、八戸市107人、上十三保健所管内40人、三戸地方保健所管内32人、青森市28人、むつ保健所管内17人、弘前保健所管内10人、五所川原保健所管内4人、県外(近畿地方居住)1人。130人の感染経路が分かっていない。検査せず症状などから医師が感染したと判断する「みなし陽性」2人を含めた県内感染者数は241人だった。

 新規クラスターのうち、青森市の通所型高齢者施設では、利用者または職員等の30~80代以上の男女11人が感染。施設は29日から7月5日まで休止する。

 県教育委員会などによると、弘前管内のクラスターは、中南地域の県立高校の運動部。部員の10代11人と顧問の20代男性1人が感染した。このほか関連する2人の陽性も判明した。運動部は屋内で活動しており、直近では大会への参加や遠征はなかったという。23日から活動を休止している。

 また、県は直近1週間(22~28日、判明日ベース)の感染状況を市町村別に公表。感染規模が最も多かったのは八戸市の「501人~」。次いで青森市と三沢市の「101~200人」だった。

 6月の感染状況について、県の小笠原俊彦新型コロナウイルス感染症対策監は、病床使用率が20%台に落ち着いてきた-としつつ、八戸市や上十三地域で感染者が多い点などに触れ「6月中旬以降、週単位の感染者数は下げ止まり、あるいは若干の増加といえる。依然として学校や高齢者施設などでクラスターが発生するなど、地域を問わず感染が散発している」との認識を示した。