支持者から花束を受け取り、当選を喜ぶ山田氏(中)=26日午後10時、大鰐町大鰐の事務所

 任期満了に伴う大鰐町長選は26日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の山田年伸氏(70)が3163票を獲得し、ともに前町議で新人の須藤尚人氏(65)、成田裕一氏(65)=いずれも無所属=を大差で破り4選を果たした。投票率は63.83%で、前回選挙戦となった2014年を4.84ポイント上回った。

 山田氏は町長3期の間に、財政健全化に取り組んだ実績を前面に押し出し、手堅い財政運営の継続を訴えた。一方で、選挙戦では町議8人のうち支持したのは2人にとどまり、厳しい議会運営が続く可能性がある。

 リゾート開発によって町が抱えた約90億円の借金はいまだ30億円以上残る。おおわに山荘や小学校跡地など遊休施設の解体や利活用の問題があり、任期の4年でどのように道筋を立て、町を活性化させるかが課題となる。

 午後9時55分、同町大鰐前田の事務所に当選確実の報が入ると、支持者から歓声が上がった。山田氏は「皆さんの力強い応援のおかげ。批判票も受け止め、初心に戻ってこれまで以上に政策を実行していく」と話し、支持者一人一人と握手して感謝を伝えた。

 須藤氏は午後10時10分ごろ、同町蔵館村岡の事務所で「これほど差がつくとは。別の形で、町が良くなるよう頑張りたい」と述べた。欠員2を争う同町議補選(7月26日告示、同31日投開票)への対応は「今は考えられない」と答えた。

【開票結果】(選管最終)
当選 3,163 山田 年伸 70 無現
   1,578 須藤 尚人 65 無新
    325 成田 裕一 65 無新
      (法定得票数未満、供託金没収)
▽有権者数   7,990 
▽投票率    63.83%
▽投票者数   5,100 
▽有効     5,066 
▽無効・その他   34