晴れやかな笑顔で乾杯する佐々木氏(右)。中央は妻の幸子さん、左は長女の中村佳子さん=19日午後8時59分、五所川原市布屋町の事務所
当選セレモニーで力強く万歳三唱する佐々木氏(右)。左は選対本部長の櫛引ユキ子県議、中央は妻の幸子さん=19日午後8時46分、五所川原市布屋町の事務所

 任期満了に伴う五所川原市長選は19日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の佐々木孝昌氏(68)が1万6848票を獲得し、無所属新人の川村拓也氏(55)を4346票差で破り2期目の当選を決めた。知名度に勝り、子育て施策など1期目の実績を訴えた佐々木氏が幅広い支持を得た。投票率は65.18%で前回2018年を0.35ポイント上回った。

 佐々木市政の継続か、転換かが最大の争点となった。両候補とも政党推薦を受けず、市内の保守層を二分して激しい選挙戦を繰り広げた。

 佐々木氏は、学校給食費の完全無償化や中学生までの医療費無償化などの成果を強調した。「1期目を土台に、子どもから高齢者、障害の有無を問わず、誰一人取り残さない社会をつくる」とし、病気発見から治療までを一体的に担う「地域健康づくり拠点」の整備、高校生までの医療費の段階的無償化を公約に掲げた。

 相手候補からの「独善的」との批判に対しては「結果を出すのがトップの責任。批判を受けてもやるべきことをやる」と繰り返し訴えた。

 現職としての高い知名度を生かしつつ、家族や友人、市職員OBらを中心とした草の根選挙で支持を広げた。自民党の櫛引ユキ子県議や市議10人が支援した。

 川村氏は「地域経済の衰退、少子高齢化、縮小する地域コミュニティーへの解決の方向性が見られない」と現市政を批判。人口減少対策として、子育て支援を重点施策に掲げ、0~2歳の幼児教育・保育料の完全無償化で育児世帯の定住を図るとした。

 自民党の寺田達也県議、市議11人が支援に回った。平山誠敏前市長(故人)の長男で前回出馬した敦士氏の支持基盤を受け継いで、支持拡大を目指したが、浸透しなかった。

【開票結果】(選管最終)
当選 16,848 佐々木孝昌 68 無現
   12,502 川村 拓也 55 無新
▽有権者数    45,350 
▽投票率     65.18%
▽投票者数    29,557 
▽有効      29,350 
▽無効・その他   207