画業55年を迎えた青森市の洋画家・張山田鶴子さん(79)の個展「はりやまたづ子展 ~郷愁・慈愛・花頌美(はなしょうび)」が17日、同市の東奥日報新町ビル3階New’sホールで開幕した。示現会展や日展に出品してきた油彩の大作35点を中心に、計140点を展示。来場者は人々の深い愛を描き続けた張山さんの作品に見入っていた。26日まで、入場無料。

【写真】夜店が題材の油彩画など140点の作品が並ぶ「はりやまたづ子展」(6月17日、東奥日報新町ビル3階New’sホール)

 張山さんは1967年に弘前市出身の洋画家・奈良岡正夫に師事し、家族愛をテーマに創作活動を続けてきた。会場には「夜店」を題材に市井の人たちの愛情を描いた油彩画のほか、花や風景の淡彩画が並ぶ。自宅アトリエを再現したコーナーもある。17日はオープニングセレモニーを行い、東奥日報社の塩越隆雄代表取締役が「張山さんには多彩な技術と想像力がある。個展を機に人生100年を目指して新境地を開き、さらに青森県に貢献してほしい」とあいさつ。小野寺晃彦青森市長や若井敬一郎青森商工会議所会頭らが祝辞を述べた。
 張山さんは取材に「愛と郷愁に満ちた絵がある会場で、癒やしのひとときを過ごしていただければありがたい」と話した。
 同展は画業の集大成となる画集刊行を記念し、示現会青森県支部、アトリエふろーらの会、東奥日報社、東奥日報文化財団が主催。開催時間は午前10時~午後6時(入場は閉場30分前まで)。