青森県は10日、県内で新たに216人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。検査せず医師が症状などから感染したと判断する「みなし陽性」6人も含めた感染者数は222人。新規クラスター(感染者集団)が青森市で5件、弘前保健所管内と五所川原保健所管内で各1件発生した。

 検査で陽性が判明した216人の居住地別内訳は、青森市65人、八戸市62人、上十三保健所管内37人、弘前保健所管内32人、三戸地方保健所管内9人、五所川原保健所管内8人、むつ保健所管内2人、県外(関東地方居住)1人。このうち86人の感染経路が分かっていない。

 青森市の新規クラスター5件のうち、医療機関では患者または職員の20~80代以上男女6人が感染。クラスターは入院部門の病棟で発生し、この病棟の入院を制限している。外来診療は通常通り行っている。

 同市では、小学校クラスターも2件発生。1件目の感染者は10歳未満8人、関連も含め16人。2件目は10歳未満5人、関連含め10人の感染が判明した。それぞれ、同じ学年の中で感染者が確認されている。同市の保育施設クラスターでは、10歳未満8人と関連11人の計19人が感染。同市の入所型障害者施設でも、職員または利用者の30~60代男性6人の感染が分かり、クラスターとなった。

 弘前管内のクラスターは入所型高齢者施設で、20~80代以上の男女12人が感染した。うち、80代以上の高齢者は4人。五所川原管内の通所型高齢者施設クラスターの感染者は20~80代以上の男女8人で、うち5人が70代と80代以上の高齢者。関連も含めると、11人の感染が確認されている。

 入院者数は前日から2人増えて70人。県の確保病床457床に対する使用率は、15.3%に上がった。

 県内の感染レベルは、前週に引き続きレベル2(警戒を強化すべきレベル)。各種指標のうち、1週間(1~7日)の新規感染者数は1178人で、前週から227人減少した。

 県はこのほか、5月下旬から6月上旬の感染者のうち、ゲノム解析でウイルスの型が判明した9人全員から、オミクロン株の派生型「BA.2」ウイルスを検出したと明らかにした。