バスの出発まで座ることができた待合室。営業最終日の31日は朝から肌寒く、ストーブがついていた
バスの行き先や発車時刻、発車ホームの案内板。合わせて69便分の札が張ってある
「1番ホームより野辺地行き、発車いたします」。定期券・回数券の販売窓口からアナウンスする山田さん
「ジリリリリ」。バス出発のたびに響いていた発車ベル(写真右上)。ホーム番号を示す案内板とともに大事に使われてきた

 青森県むつ市柳町1丁目にある下北交通のむつバスターミナルが5月31日、営業を終えた。あちこちに昭和の趣を残す建物は、営業を始めた1967(昭和42)年12月から50年以上にわたり、バスの出発を待つ人たちが集い、憩う場として親しまれてきた。建物は8月末までに取り壊される予定。窓口とアナウンスを20年以上担当する社員の山田章子さん(59)は31日、顔なじみの利用客に「元気でね」と声をかけていた。「冬などは寒いから(建物がなくなると)不便になりますね」と最後まで利用者を気にかけつつ、「寂しいです」と口にした。むつバスターミナルの名称は、新たにバスの発着地となる停留所に残る。窓口で販売していた定期券や回数券は、同社に電話で申し込み、むつ営業所かむつ来さまい館で受け取る形に変わる。

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