青森県は31日、県内で新たに166人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前週(24日)の245人と比べると79人少なく、感染確認は10日連続で前週の同じ曜日を下回った。5月1~31日の1カ月間で確認された県内感染者数の累計は8859人。1カ月の感染者数累計としては、4141人だった1月以来4カ月ぶりに1万人を切った。

 検査で新たに陽性が判明した166人の居住地別内訳は、弘前保健所管内46人、八戸市42人、上十三保健所管内38人、青森市17人、三戸地方保健所管内9人、五所川原保健所管内とむつ保健所管内がそれぞれ7人。6割を超える105人は感染経路が分かっていない。検査せず医師が症状などから感染したと判断する「みなし陽性」4人を合わせた県内感染者数は170人となった。

 新規クラスター(感染者集団)は弘前保健所管内の通所型高齢者施設で発生した。施設の職員または利用者の40~80代以上男女8人が施設内で感染したとみられる。感染者のうち80代以上が5人を占める。施設は24~29日まで、利用者へのサービス提供を休止した。

 県内の入院者数は、前日から10人減り100人。県の確保病床457床に対する使用率は21.9%に下がった。

 5月1カ月間の感染確認累計は、4月の1万1754人から2895人減った。5月は、大型連休が明けてから1週間ほど感染者数が増えた時期があったものの、中旬から下旬にかけて感染者数は減少傾向が続いている。5月に公表された感染者の死亡は8人(4月14人)、新規クラスターの発生数は92件(同90件)だった。

 県の小笠原俊彦新型コロナウイルス感染症対策監は「県内の感染者数は徐々に減少しているが、感染は県内全域で散発的に確認されている。学校、保育施設、高齢者施設のクラスターも発生している。気を緩めることなく状況をみていく必要がある」と話した。