青森県は27日、県内で新たに237人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前週(20日)の422人と比べると185人少なく、6日連続で前週の同じ曜日を下回った。県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「感染そのものが少し落ち着いてきた状況にある」と県内の現状を評価した。

 検査で陽性が判明した237人の居住地別内訳は、弘前保健所管内72人、青森市62人、八戸市47人、上十三保健所管内25人、三戸地方保健所管内12人、むつ保健所管内10人、五所川原保健所管内5人、東地方保健所管内4人。118人の感染経路が分かっていない。検査せず症状などから医師が感染したと判断する「みなし陽性」10人も含めた県内感染者数は247人。22日以来5日ぶりに、新規クラスター(感染者集団)の発生がなかった。

 県内の入院者数は前日から1人増え113人。県の確保病床数457床に対する使用率は、24.7%に上がった。

 県はこのほか、5月上旬の感染者のうち11人について、オミクロン株の感染が確定したと明らかにした。このうち、派生型の「BA.2」ウイルスを弘前管内9人と八戸市1人の計10人から検出した。

 県は県内の感染状況をレベル2(警戒を強化すべきレベル)に据え置き。レベル分類を判断する指標のうち、直近1週間(18~24日)の感染者数は1946人で、前週の2278人から332人減った。

 大西医師は「感染者数が確実に減少傾向にあるのは、ワクチンの効果が行き渡ってきたなどの理由が考えられる」としつつ、「高齢者の割合や病床使用率が少し高めに推移し、ワクチンの効果が弱まっている傾向も見て取れる」と指摘した。