青森県などが20日発表した新型コロナウイルス感染症の新たなクラスター5件のうち、むつ保健所管内で発生したクラスターでは入所型障害者施設の20~60代男女計38人が感染した。

 県やむつ市によると、38人のうち職員は9人、利用者は29人。施設では先に4人の感染が判明したため、施設全体を対象に検査した結果、さらに34人の感染が分かった。陽性となった利用者は施設内で療養している。これまでに約80人の検査が終了、今後はおよそ20人の検査を予定している。

 宮下宗一郎むつ市長は20日夜の会見で「今後施設の中で拡大する可能性はあるが、地域全体に波及することはない」との認識を示した。市民に対して「(1日の感染者数が)30~40人の水準がしばらく続くと思う。一喜一憂することなく、感染対策をしてほしい」と呼びかけた。

 五所川原保健所管内と上十三保健所管内では、それぞれ入所型高齢者施設でクラスターが発生。五所川原管内の施設は50~80代以上女性6人(うち80代以上4人)、上十三管内は10歳未満~80代以上男女8人(うち80代以上6人)の感染が確認された。

 青森市の保育施設クラスターの感染者は、10歳未満7人と40~50代女性2人の計9人、関連も含めると17人。施設は16日から一部休園の措置を講じた。

 八戸市の小学校クラスターでは、10歳未満4人、10代1人、40代女性1人の計6人が感染した。6人は同じ学年の複数学級に所属している。課外活動で感染が拡大したとみられる。関連も含めると10人の感染が判明している。