青森県は19日、直近1週間(11~17日)に県内で判明した新型コロナウイルスの感染者数が、合計で2145人だったと公表した。前週(4~10日)の2193人から48人の微減で、前週とほぼ同規模の感染状況。県は現段階で、大型連休後の感染拡大傾向が、今年は確認されていないとの認識を示した。専門家は「感染者数のプラス要因とマイナス要因が複合的に関わっている」と指摘する。

 県が公表した40市町村別の感染状況によると、直近1週間で最も感染規模が大きかったのは青森、弘前、八戸の3市で、いずれも前週と同水準の「201~500人」。次いで感染者が多かったのはむつ市の「101~200人」だった。

 県全体の人口10万人当たりの、みなし陽性者を除いた1週間新規感染者数は19日現在、東奥日報の集計で182.63人。大型連休直前の4月28日時点は204.77人で、対人口比の感染指標は連休前よりも低い水準だ。一方で、むつ保健所管内は、19日現在の同指標が県内の保健所管内別で最も高い322.06人となり、増加傾向をたどっている。

 県の小笠原俊彦新型コロナウイルス感染症対策監は「(県全体では)直近の週は大型連休の前の週よりも、感染者数が若干少なく推移している」と説明し、「ワクチン接種が進んでいる点が作用しているのでは」と話した。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「人の往来やワクチン接種の進み具合、連休中の学校クラスター(感染者集団)の少なさなど感染状況の推移には複合的な要因がある。連休の影響がなかったとは単純に言えない」と語った。