青森県は11日、県内で新たに409人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日の感染発表が400人を超えるのは、大型連休前の4月28日以来。新規クラスター(感染者集団)は、八戸市と五所川原保健所管内で各2件、上十三保健所管内1件-の計5件発生した。

 検査で陽性が判明した409人の居住地別内訳は、青森市123人、八戸市80人、弘前保健所管内64人、上十三保健所管内56人、五所川原保健所管内36人、三戸地方保健所管内32人、むつ保健所管内18人。半数を超える231人は、感染経路が分かっていない。検査せずに医師が症状などから感染したと判断する「みなし陽性」6人を合わせた県内感染者数は415人となった。

 県内の感染発表は5日連続で、前週の同じ曜日を上回った。

 県の小笠原俊彦新型コロナウイルス感染症対策監は「大型連休で人出が増加した影響は、多少はあると思うが、この先どう推移するかはまだ注視する必要がある」と話した。

 新たなクラスター5件のうち3件は、学校の運動部の部活動で感染が拡大したとみられる。五所川原管内(西北地域)の県立高校では、屋内で活動する運動部の10代生徒5人によるクラスターが2件発生。2件は別々の学校で、ほかのクラスターとの関連は確認されていない。

 八戸市の大学運動部クラスターでは、20代男性4人と10代6人の計10人が感染した。全員が部員または指導者。関連1人の感染も分かった。運動部は屋外で活動し、部員と指導者合わせて約40人が所属している。

 ほかに、八戸市の教育保育施設クラスターでは、10歳未満8人と60代女性1人の計9人、関連も含めると21人の感染が確認された。4月下旬から、感染者が出たクラスを順次閉鎖する措置を取っている。上十三管内の通所型高齢者施設では、40~80代以上女性5人の感染が判明した。うち3人は70代以上の高齢者となっている。

 県内の入院者数は前日と同数の94人。県の確保病床437床に対する使用率は21.5%で変わらない。

 県はこのほか、6日に公表した1人の感染発表を取り下げると明らかにした。診断した医師が、感染していないのに検査結果が陽性となる「偽陽性」と判断した。

 県内の感染確認累計は5万919人(みなし陽性除く)となった。