本県初のプロスポーツチーム・青森ワッツが、バスケットボールBリーグ2部(B2)東地区で苦戦している。B2ワースト連敗記録を「30」で止めたのが、先月24日のホーム最終戦。実に昨年12月4日以来の白星だった。一昨日には4勝目を挙げたが、47敗で最下位(7位)に甘んじる。

 コロナ禍でチームづくりがままならず、昨季も7勝51敗で最下位。浮上を目指した今季は、開幕5連敗を喫するなど、津軽弁にちなむチーム名のように「思い切り」「力強く」戦いきれなかった。

 ワッツの発足は2012年。人々に夢と感動を与え、バスケットボールを通じた社会貢献に努めるという理念を掲げ、思うにまかせぬ台所事情を抱えながらも、地域に根ざしてきた。協賛企業の協力を得て展開中のクラウドファンディングでは、返礼品に本県の名産品を取り入れる工夫を凝らし、サポートを呼びかけている。

 必ずしも連敗が人気低下につながるわけではない。プロ野球の阪神は、セ・リーグ史上初の開幕9連敗を喫しながら、ホームゲームの観客動員数は12球団トップクラス。熱狂的なファンは宝物だ。

 ワッツのホーム最終戦で連敗ストップを後押ししたのは、千人近いブースターだった。きょうは今季最終戦。リーグ参戦10季目という節目の「22~23シーズン」へ向けて、再起につながるようなプレーを選手たちに期待したい。