津軽地方のリンゴ園で、主力のふじが開花したという知らせが届いた。黒石では平年より8日早い。実りの秋に向け、農家は霜対策などの管理に余念がないことだろう。

 こちらは青森リンゴのPRに向け本格的な活動が始まった。世代交代した弘前市の地元アイドルりんご娘。リンゴの品種にちなんだ新メンバーの名前は、ピンクレディ、はつ恋ぐりん、金星、スターキングデリシャス。これまで以上に世界を意識? そんな印象だ。

 ピンクレディは豪州で生まれた赤いリンゴ。県内での生産はわずかだが、欧米を中心に世界中で人気がある。生産者を限定し、生産や販売に関する権利を厳しく管理するクラブ制という仕組みでも知られる。そのクラブ制を取り入れて本県で生まれた新品種が、はつ恋ぐりん。色は鮮やかな緑色で特有の酸っぱさがある。県内外の限定販売会ですぐに売り切れる注目品種だ。

 金星は本県で生まれ半世紀になる黄色いリンゴ。台湾や中国で贈答用として好まれるという。米国生まれのスターキングデリシャスは1960年代、それまで主力の国光、紅玉に代わって一時代を築いた。国内では懐かしいリンゴだが、世界的に作られている品種である。

 世代も国境も超えて力を発揮できそうな名前ではないか。新生りんご娘、先輩から受け継いだ地元愛を胸に、どんな花を咲かせ、どんな実を結ぶだろう。