青森県は30日、県内で新たに267人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規クラスター(感染者集団)は五所川原保健所管内の高齢者施設で1件発生。4月累計感染者数は公表ベースで1万1754人と1カ月当たりの数値としては、過去最多だった3月に次いで2番目に多い。4月のクラスター発生は90件、感染者の死亡は14人だった。

 検査で陽性が判明した267人の居住地別内訳は、八戸市114人、弘前保健所管内52人、青森市38人、上十三保健所管内21人、五所川原保健所管内20人、三戸地方保健所管内18人。70人の感染経路が分かっていない。

 ほかに、検査をせずに症状などから医師が感染したと判断する「みなし陽性」は1人で、みなし陽性も含めた県内感染者数は268人となった。

 五所川原管内の高齢者施設クラスターは、20~80代以上の男女計6人が感染した。施設は入所、通所利用が併設されており、それぞれで感染者が確認された。通所利用は、4月29日から5日まで一部休業する。

 入院者数は前日から8人減り91人。県の確保病床数437床に対する使用率は20.8%に下がった。県健康福祉部の永田翔部長は「2月28日の51.4%から4月末にかけて、徐々に減少してきた。最近は20%台を維持し、必要な医療提供体制を確保できている」との見方を示した。

 県内では4月、オミクロン株の「BA.1」ウイルスが32件、派生型の「BA.2」ウイルスが17件確認された。永田部長は4月の感染動向を「保育施設や新学期の小中学校で10歳未満、10代の感染が多く見られ、高止まりの状況が続いている」と分析し「大型連休は人の移動が活発になる時期。人流の影響を今後も注視していきたい」と述べた。