| 2006年8月22日(火) |
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トリノ冬季五輪の日本女子代表「チーム青森」の健闘で人気に火が付いたカーリング。五輪から半年が過ぎても、初心者向けのスクールは満員御礼が続き、新しいカーリング映画も制作されるなど「氷上のチェス」は夏でも熱い。 ▽参加者急増 東京では明治神宮スケートセンター(新宿区)など都内3カ所でカーリング教室が月数回開催されており、トリノ五輪後から応募者が急増。30人の定員は募集後2、3日でいっぱいになる。 八月中旬に神宮リンクで開かれた教室に、会社の同僚に誘われて初めて参加した男性(33)は「(氷の上で)バランスを取るのが難しいが、ゲームをやると楽しいのでまたやってみたい」。「五輪をテレビで観戦して興味を持った」という横浜市に住む女性(41)は夫婦で2度目の参加。クラブに入って本格的に取り組むことも考えている。 主催する東京カーリングクラブの酒巻智(さかまき・さとし)代表によると、これまでは五輪からしばらくたつと参加者が減少したが、今回はスクールだけでは飽き足らず、会員になる人が増えるなど反応が違うという。 「チーム青森」の小野寺歩(おのでら・あゆみ)選手らをモデルにしてトリノ五輪期間中に上映された「シムソンズ」に続く、カーリング映画「素敵な夜、ボクにください」(中原俊(なかはら・しゅん)監督)は来年公開予定。吹石一恵(ふきいし・かづえ)さん演じるヒロインとコーチ役の韓国人俳優キム・スンウさんとの恋愛を描いたラブコメディーで、カーリングと韓流スターの組み合わせでヒットを狙う。 来年三月に世界女子選手権が開かれる青森市などを舞台に撮影が行われ、植村真紀(うえむら・まき)プロデューサーは「(カーリングは)多くの人が知っている競技。実際に教室に行ってみておもしろかったので、いけると思った」と話す。 ▽施設不足が悩み ボウリング場などを運営する「ラウンドワン」(本社大阪府堺市)は、最近オープンした上尾店(埼玉県)にカーリングを体験できるコーナーを設置した。担当者は「4、5人のグループや家族連れに人気があり、今後は新たに出店するほぼ全店舗に導入する予定」と説明。集客の目玉に期待する。 東京都カーリング協会の倉本憲男(くらもと・のりお)事務局長は「五輪のテレビ中継で、試合の駆け引きなど競技のおもしろさが多くの人に伝わった。誰でも簡単に始められると思うのでは」と人気の理由を分析する。その一方で日本協会によると現在、国内の専用施設は北海道、青森、長野、山梨のわずか計9カ所。倉本事務局長は「需要の高い首都圏に競技施設がなく、プレーする機会がない」と悩みを挙げた。 |