| 2010年9月9日(木) |
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雲間からのぞく御来光は神々しい。その瞬間、歓声と拍手がわき起こった。身が引き締まり、心が洗われるようだと参拝者が話した気持ちがよくわかる。手を合わせて五穀豊穣(ほうじょう)と家内安全を祈る変わらぬ光景に、お山に寄せる津軽の人々の思いが伝わってきた。 豊穣を祈ろうにも、農業者が減るばかりでは心もとない。この5年間で2割も減り、平均年齢は初めて65歳を超えた。会社勤めの兼業農家が定年後に農業に専念するケースは増えたものの、減少に歯止めがかからない。農業を強く、地域を豊かに、と願わずにはいられない。 猛暑の夏は田畑に異変をもたらした。稲の育ちが早すぎて刈り取りが半月も早まっている。刈り取りが遅れ、品質低下につながりはしないか心配だ。夜の気温が下がらずにリンゴの着色が遅れ、高温障害に見舞われて野菜の収量が減った。熱気がよどんだ長い夏にもようやくお別れだ。 二十四節気の白露を迎え、北国はしだいに秋めいてくる。透き通る白露の言葉の響きが心地よく、しっとりとした季節への変わり目を表すにふさわしい。か細い草花が朝夕に露をため、風にそよぐさまを目にするとその感をいっそう深くする。<白露もこぼさぬ萩のうねりかな>芭蕉 |