| 2010年7月24日(土) |
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青森市の三内丸山遺跡からは、翡翠の原石や加工品がたくさん出土しており、遺跡の隣にオープンしたばかりの展示室にも並べられている。色は一様でないが、耳飾りや首飾りは緑っぽいものが多かった。原産地の新潟県の糸魚川(いといがわ)周辺から、丸木舟ではるばる運ばれてきたという。 数千年も前、祖先はなぜこんなことをしたのか。県教委文化財保護課の岡田康博課長が、あるところに書いていた。縄文人は翡翠の「透き通るような美しい色に不思議な力をみいだし、あこがれの色としていたという学説もある。青緑色へのこだわりは縄文時代全体を通して変わらないようだ」。 青から海、川や湖、緑からは森や野山。今もそんな単調な連想しかできない。子ども時代に描いた海水浴の絵で、海は青と決めつけて色塗りした記憶もある。でも、青森市出身の画家・孫内あつしさんが描く今年7月のクレヨン画カレンダーの絵は違う。裸の子どもたちが岸壁から飛び込む競争をする海は、少し青みがかった緑色だった。 翡翠に似たその色が慕わしく思え、こだわりたくなるのを、縄文時代からつながる心性のせいにしたくなる。夏休みに入った子どもたちを、青や緑の自然と豊かな歴史が手招きしている。 |