| 2010年1月10日(日) |
|
小泉氏は当時、自民党の最大派閥だった橋本派の橋本龍太郎会長らを総裁選で下し、首相になった直後。構造改革や「古い党をぶっ壊す」と掲げ、官邸主導で政権を運営した。各派の領袖に相談せずに閣僚人事を決め、派閥の力をそいでいった。 角界にも、相撲部屋を系統別に分ける一門という派閥のようなグループがある。力は薄れたが、日本相撲協会の理事選では一門ごとに候補者を調整する流れが続いてきた。貴乃花親方はその慣例を破り、二所ノ関一門の説得にも従わず理事選に出る。よくよくの覚悟とみえる。 9年前、同じ土俵上にいた1人は、派閥と戦い国民に支持された。元横綱で兄の三代目若乃花とともに国民の人気を集めたもう1人は、上下関係を重んじるなど伝統的な半面、古い体質の改革が進んでいないとされる角界、一門という派閥に風穴を開けようとする。不思議な感じもする。 二所ノ関一門が理事候補に立てる方針の旧浪岡町出身の鳴戸親方(元横綱隆の里)を含め、理事選で投票権を持つ本県出身の親方は多い。きょう初日の初場所の展開が気になるが、貴乃花親方が投じた一石が波紋を広げる理事選は2月1日にある。この“大一番”からも目が離せない。 |