2007年3月30日(金) 東奥日報 天地人



 はつらつとした笑顔があれば、年輪の重みを感じさせる姿もあった。第一回東奥スポーツ賞の贈呈式が、きのう小社であった。競技や指導を通じて、県民に感動と元気を与えてくれた人たちである。一層の活躍を願いたい。

 日本陸上界のホープ・福士加代子さんは「地元からの賞はうれしい。励みになる」と。映像や写真で見るよりも、もっとすてきな笑顔に出会えた。実力、人気とも日本のエースに成長した卓球の福原愛さん。「賞にふさわしい活躍をしたい。応援をよろしく」とはにかんだ。この春から早大へ。大賞の二人は来年の北京五輪を目指す。大きく羽ばたいてほしい。

 スポーツ賞は国体十連覇の山田高男子卓球部、中学陸上で日本一に輝いた田村優宝(ひろたか)君に。同部総監督の吉田安夫さんは「青森のために全身全霊を」と語った。さらに記録を伸ばしたい。田村君は中距離の期待の星だ。周囲の支えに感謝しつつ「これからも頑張ります」ときっぱり。箱根駅伝への夢を抱く。

 功労賞は二団体と一個人。八戸クラブと八戸Kidsレスリング教室は、レスリングの裾野(すその)を広げてきた。世界の舞台で活躍する女子選手たちも育てた。クラブの細越利男理事長は「人材育成に邁進(まいしん)」と。教室の鈴木力也理事長も「子供たちの精神面の育成に」と。継続の力を期待したい。

 弘前の豊田児童センターの一輪車クラブは海外にも名が響く。長年指導してきたのが木村笑子(えみこ)さん。「芸術性も加えた新しい方向を」と夢は尽きない。


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