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  • 2018年6月14日(木)

天地人

 青森市内の家電量販店でオーディオコーナーをのぞいたら、5種類ほどのレコードプレーヤーが堂々と棚に並んでいた。10年ほど前も、買い替えのため同じ店を訪れたが、そのときは1、2種類がひっそりと隅の方にあった。この間、レコードプレーヤーの需要が大幅に上向いたということなのだろう。

 それを裏付ける記事が先の本紙にあった。CDの普及で一時衰退したレコードの人気が本格的に回復しているというのだ。昨年の生産量は16年ぶりに100万枚を突破。記事は、インターネット配信など音楽を楽しむスタイルが多様化する中、アナログの温かな音色が人々を引きつける-とした。

 ロック、ジャズ、日本のポピュラー音楽など、高校時代から少しずつ買い集めたレコードがかなりの枚数あったが、数年前に処分した。置き場所に困ったのと、ほとんどCDで買い直していたからだ。

 しかし、40年前から大ファンの矢野顕子さんのレコードだけは手元に残した。特に思い入れが深かったからだ。1984年の「オーエス オーエス」までのアルバムはレコードで手に入れたが、それらは今も宝物だ。

 CDは「パチパチ音」を気にしないで済むが、レコードで聞く音楽の方が心に染みると感じるのは、気のせいだろうか。盤面に静かに針を落とす瞬間の緊張感が音楽への期待感を高めると思うのだが、どうであろうか。

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