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  • 2018年1月14日(日)

天地人

 元横綱日馬富士関による暴行事件などで揺れに揺れた大相撲はきょう、初場所初日を迎える。逆風吹き荒れる中、2場所連続41度目の優勝を狙う白鵬関、ともに4場所連続休場から再起を期す稀勢の里関、鶴竜関の3横綱が綱の威信を懸けて、どんな取り口を見せるのか。

 先場所39歳で幕内に復帰、8勝を挙げて敢闘賞を手にした深浦出身のベテラン安美錦関ら県勢の奮闘も、もちろん楽しみだ。異例のスピード出世で小結2場所目となる21歳の新鋭、中泊出身の阿武咲関は、初日で注目の白鵬関と対戦する。

 その白鵬関に記録を抜かれるまで最多の優勝32度という圧倒的強さを誇り、1960年代のヒーローだった元横綱大鵬の故納谷(なや)幸喜さんは「天才」といわれることを嫌ったとされる。「他の人の3倍は努力した。その結果が成績に表れただけ」と口癖のように話していたとの逸話が残る。

 「巨人、大鵬、卵焼き」の流行語にもなった人気者だが「私は一人で勝ち取った。団体競技の巨人とは違う」と気概を見せた。

 そんな大横綱の孫で17歳の納谷幸之介さんが先日、新弟子検査を受け、初場所で初土俵を踏む見通しという。父は元関脇貴闘力。188センチ、166キロの大きな体を生かした押し相撲が持ち味だ。新しい時代を担う大器として大いに期待が膨らむ。土俵の外はなお波乱含みだが、清新な風を吹き込んでほしい。

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