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  • 2017年8月13日(日)

天地人

 ここ数日、青森市内を車で走ると、県外ナンバーをよく見かける。多くはお盆を古里で過ごそうと帰省している人たちであろうか。駅や空港も帰省客と出迎えの家族らでにぎわった。

 電話やメールなどで普段からやりとりしていても、久々に再会して言葉を交わすと、やはりほっとする。各地で自然災害が相次いでいることもあってか、人と人が無事を確かめ合うことの大切さが一段と重みを増していると感じる。

 帰省客は列車や飛行機、車や船などで移動するが、先祖の霊を送り迎えするのは-。8日付の東奥小中学生新聞で、「県総合学校教育センターの先生ちょっと教えて!」と題したコーナーがこのテーマを取り上げていた。それによると、お盆の風習は地域で異なるが、キュウリとナスに割りばしを刺して馬と牛の形に見立て、それを仏壇の前などに供える。これが「精霊馬(しょうりょううま)」で、先祖の霊を送り迎えする乗り物とされる。

 足の速い馬であの世から家に早く帰って来て、歩みの遅い牛でゆっくりとあの世に戻ってほしいとの願いが込められている。ただし牛で迎え、馬で送るとする地域もあるようだ。昔の子供は遊びを兼ねて精霊馬づくりを手伝ったものだが、最近はどうだろう。

 きょうは盆の入り。混雑を避けるなどして、別の日に墓参りを済ませた人もいる。いずれにしても、だれもが笑顔で心を通わせる機会としたい。

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