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  • 2017年5月19日(金)

天地人

 作曲時は『攻撃のファンファーレ』と呼ばれていた。早稲田大学の野球応援曲『コンバットマーチ』である。前奏部分が、当時放送されていた米国の人気ドラマ『コンバット!』のテーマ曲に、偶然似ていたため改名したらしい。52年前に、早大応援部吹奏楽団の4年生が作曲した。

 秋の早慶戦で初めて披露すると、応援席はおおいに盛りあがったという。扇子を振りかざす三三七拍子から、吹奏楽が応援席をリードするスタイルへと変わった。その先がけとなった応援曲である。『ブラバン甲子園大研究』(梅津有希子、文藝春秋)に詳しい。

 東京六大学応援団連盟がきょう、結成70周年を迎えた。学ラン姿のバンカラなイメージが強く、まわりの学生から敬遠されていた時代もあった。近ごろは、女子学生が連盟の委員長になるなど、雰囲気が様変わりしてきていると聞いた。

 かつては、男子学生の地声と太鼓だけの応援であった。そののち、吹奏楽団とチアリーディング部が加わり、いわゆる応援団はリーダー部と呼ばれるようになった。最近は3部門が一つの応援団として活動しているという。

 『コンバットマーチ』と、早大に対抗して慶応大学がつくった『ダッシュKEIO』は、高校野球ブラバン応援のいまや定番である。春季県高校野球選手権がきょう開幕する。小気味よい応援曲が、心弾む球春を告げてくれるだろう。

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