東奥日報



8月16日(土)
■墓参り茶髪も少し襟正し (弘前・義春)
■前略で今年も子等が来る季節 (青森・新山風太郎)
■目には目を鼾に鼾とはいかず (鶴田・一戸山水)
■暴走も停滞もなし蟻の列 (七戸・和田馴二)
■盛夏でも暑中見舞いお蔵入り (十和田・亮ちゃん)
■花火より手のぬくもりが気にかかり (蓬田・啓子)
■解散と不況の風が今日も吹く (金木・てる孝)
■やだら跳ねやだら叩いでネブタ行く (弘前・高森一呑)
■丸投げは僕が得意と始球式 (青森・じーたん)
■丸投げの腕披露する甲子園 (青森・金兄午)

8月15日(金)
■手始めに置く人がいてゴミの山 (青森・吉かくぞう)
■青森の心が見える志功展 (弘前・須郷井蛙)
■出来るなら初期化したい世のすべて (金木・常識塾塾長)
■しくじりがわが人生を豊かにし (十和田・すしね爺)
■水着買い空を眺めて秋の風 (市浦・21世紀)
■扇風機ヤマセに向けて回したい (東北・天間啓作)
■蝉時雨聞くこともなく夏半ば (深浦・西浦港)
■赤字国誰がそんなに使うのか (青森・シルバー)
■老夫婦互いにすねて店屋物 (南部・よしお)
■老い二人重たい税に深呼吸 (青森・中村良栄)

8月14日(木)
■妻は大夫は中のビアガーデン (青森・名和肇)
■ぶくぶくと専業主婦のスイミング (弘前・石井脩介)
■前掛けを化粧まわしと見間違え (川内・はなまる)
■虫かごが孫の帰省を待ちわびる (浪岡・天内正之)
■議事堂の土台白蟻巣くってる (黒石・千葉風樹)
■腹の虫長挨拶に唸り出す (尾上・工藤キヌヱ)
■トイレにもメモ帳のあり五七五 (むつ・中村勝蔵)
■宝くじ当たる話で調子づく (弘前・対馬金逸)
■二〇〇三夏も不況にそっぽ向く (平舘・花田咲子)
■いつの日か一膳欠ける夫婦箸 (田舎館・斉藤マサ)

8月12日(火)
■福があるようには見えぬ残り物 (弘前・高瀬霜石)
■バリウムを飲んで腹黒見透かされ (岩崎・笹森賢一)
■ネブタ引く帰り囃子や道遠し (むつ・真太)
■蟻の背に影が映った立佞武多 (五所川原・堀内寿仙)
■名僧は咳払いまで経に入れ (弘前・赤石清雲)
■臨終の部屋で悔いてる親不孝 (森田・罰天坊)
■ポンポンと叩かれ損のスイカたち (青森・母ちゃ)
■丹前の散策目立つ過疎の宿 (西目屋・田沢つとむ)
■師走でもないのに先生走り出す (三戸・あぎらっこ)
■宵宮の金魚の命切なくて (弘前・菅井真美)

8月11日(月)
■ベッカムにまず女子アナが奇声あげ (尾上・松井呑吐)
■朝帰り昔夫でいま娘 (青森・山上嘉邦)
■バーゲンの長袖シャツが幅きかせ (五所川原・ぶんこう)
■鼻利きも犬のようには歩けない (三沢・久保トク)
■夏だものストーブたいてもつけ麺し (野辺地・みかん)
■午前様カガに様つけ機嫌とる (鯵ケ沢・世永光子)
■政治屋が鵜の目鷹の目総選挙 (弘前・中谷弘司)
■また買って捕らぬ狸のジャンボくじ (青森・研坊)
■二次会に行かずに家で未練酒 (五所川原・美村秀川)
■孫の声聞きたさにまた荷を送る (浪岡・前田優湖)



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