東奥日報



2月22日(土)
■凡人が見ればゴッホも一万円 (むつ・野崎一坊)
■妻くれたチョコをいつしか妻が食べ (尾上・松井呑吐)
■義理チョコで愛の真偽を打診する (八戸・葛西我柳)
■公園を占拠している老人会 (青森・高坂比呂文)
■関心事何処に行ってもあの話 (弘前・丘丁犬)
■日本一福祉でなくて無責任 (弘前・石岡嵩)
■申告の用紙もせきこむ不況風 (青森・対馬弘子)
■定年を席空けて待つ老人ク (十和田・父ちゃん)
■夕暮れの白き闇より赤ちょうちん (弘前・成田兼弘)
■出番なし選者を憎む我川柳 (五所川原・新谷金蔵)

2月21日(金)
■ふるさとは小さな声で青森県 (青森・名和肇)
■美人顔化粧落とせば別の人 (川内・はなまる)
■若さだとカイロ背負って走る妻 (弘前・佐々木巖)
■津軽弁煮えたぎってるゴニンカン (青森・金兄午)
■顔しぐさ人気沸騰ロボコップ (八戸・浪打武彦)
■猫好きがコタツで食べる猫まんま (蓬田・さざき蓬石)
■フンドシが弛んで怯む支持の率 (五所川原・奈里土詩)
■切ない世黄門様はいないのか (鯵ケ沢・工藤和志)
■ご面相だけはイラクに負けている (弘前・喜久造)
■国会は眠るところか孫が聞く (五所川原・こんまさのり)

2月20日(木)
■ワイドショー馴染みとなった青地裁 (十和田・保ちゃん)
■ダイエットして欲しくない膝枕 (青森・夢ー眠)
■DNAだけが知ってる余命表 (弘前・高瀬霜石)
■視聴者も国会中継居眠りし (平内・向井徹亭)
■人柄を切った受話器の音で知る (三沢・春日不善)
■日に三度妻の手作り胃にやさし (深浦・後藤信柳)
■ジャンプする歳でもないが血が騒ぐ (弘前・三上まさ)
■五十年夫の脇役いま終わり (三戸・松尾礼子)
■美しき桜と見紛う霧氷かな (鯵ケ沢・布多徒)
■息子皆嫁にとられて婆一人 (木造・野呂マサ)

2月19日(水)
■川柳でせめて政治を批判する (弘前・須郷井蛙)
■ぶっこわす力が失せて仏顔 (むつ・瀬川忠良)
■ライオンは口で繋いで綱渡り (六戸・円子夢次郎)
■もう五分へばりついてる朝の床 (弘前・義春)
■良識の乾かぬうちに色滲む (十和田・岩城節)
■人責めて笑う人にも痛みあり (藤崎・香柳)
■風呂上がり働き蜂も羽たたむ (板柳・村上幸太郎)
■賞味期限過ぎて親父も臭くなり (青森・研坊)
■モンゴルに綱を運んだ若い鷹 (五戸・才神春美)
■愛犬は五匹子持ちの母子家庭 (岩崎・花子)

2月18日(火)
■イライラが左右に揺れる星条旗 (佐井・西谷豊彦)
■背にカイロ鼻水垂らし冬祭り (五所川原・ぶんこう)
■義理チョコと分かっていても顔緩む (青森・母ちゃ)
■職のない青い森から巣立つ子ら (十和田・ワタリ)
■臍繰りで妻のコートに毛が生えた (田舎館・斎藤浩)
■節分の豆を数えて歳がバレ (弘前・冨増義教)
■あの人へ負けるが勝ちと教えたい (尾上・下山善一)
■三期目はピンクの煙でいぶされる (弘前・田沢妙)
■宝石の裏に女の見栄がある (弘前・兜森祥智)
■風に乗り潮の香りが窓叩く (鯵ケ沢・波ただお)

2月17日(月)
■厚化粧すればするほど増える皺 (弘前・佐藤テル)
■いい句だとメモとる時にもう忘れ (三沢・村山一義)
■権力と金の恋こそ面の皮 (十和田・北の茂介)
■セクハラを知らぬダルマの目が笑う (青森・甲虫)
■リンゴ知事自己管理せず週刊誌 (中里・平山吉男)
■定年後妻の時計で生きている (青森・石井若水)
■二千円みんな断る販売機 (大鰐・香田龍馬)
■裏表右も左もない軍手 (弘前・お石介)
■雪だるまイベント終わり邪魔になる (黒石・高田光雄)
■君でなきゃならぬ所へ左遷され (鶴田・一戸山水)



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