2011年6月8日(水) 東奥日報  

あおもり美紀行

■ 満水の砂沢溜池
  
写真
 弘前公園の桜も終わった5月中旬、弘前市の北はずれ、岩木山の東麓にある「砂沢溜池(ためいけ)」に向かった。弘前市街から車で約40分ほどの所にある。溜池には新緑の木々が満水の水面に浮かんでいた。

 さらに溜池の向こうには残雪の岩木山がそびえ、水面にその姿を映していた。

弘前市街からの岩木山は頂上が三つに分かれ柔和であるが、ここから見る岩木山は頂上がとがっていて厳しさを感じさせる。五所川原市内から見る岩木山でもある。

 この砂沢溜池は「砂沢遺跡」として知られている。1987(昭和62)年には、垂柳遺跡より古い弥生時代前期(およそ今から2300年前)の水田跡が発見され、弥生土器や炭化米も発見された。

 弥生時代の水田としては、東日本では最も古く最北端に位置する水田跡である。今は溜池の中に水没している。この溜池は県指定廻堰鳥獣保護区でもありハクチョウ、ガン、カモ類の飛来地である。

◇写真と文 藤田則昭さん(弘前市)

=第2部終わり=
 
写真





HOME