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    ~6000歩の旅~
    十和田湖支所周辺
  • 穏やかな空気 町包む

 梅雨明けが待ち遠しい7月20日、今にも一雨降りそうな空とにらめっこしながら、旧十和田湖町の十和田市役所十和田湖支所周辺を歩いた。(宮川学)

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写真ハウスで栽培しているトマトの色づき具合を見る小笠原さん=地図(1)

 同支所を出発し国道102号を十和田市街方向へ進むこと百数十メートル、小笠原市蔵さん(68)が農作業に励んでいた。畑では1年を通じてトマトやキュウリ、キャベツ、ホウレンソウなどを育てているといい「今年は春先に雨が降らず、おまけに暑かったから心配したが生育具合は順調」と笑顔。しばらく話をし、次へ向かうため、お礼を言い去ろうとすると、「トウモロコシ持って行くか。嶽きみに負けないくらい甘いから」。リュックサックがちょっぴり重くなった。

▼1461歩
写真地元産生乳を100%使った自慢のソフトクリーム=地図(2)

 国道をさらに進み、道の駅「奥入瀬」奥入瀬ろまんパークへ。親水公園やレストラン、物産館など施設が充実している。道の駅といえばアイスでしょうと、「四季彩館」で早速、ソフトクリームを頬張る。濃厚だがくどさがなく、あっという間に完食。多い時で1日120個売れることもあるといい、山本寛人駅長は「隣の工房で製造した地元の生乳を使っている」と自信をのぞかせた。

▼2534歩
写真580円とお得な日替わり定食と店主の織田さん=地図(3)

 小雨がぱらついてきた。雨宿りも兼ねて少し早いが昼食に。「ごはん処 みちのく園」に入ると、2代目店主の織田政明さんが出迎えてくれた。日替わり定食(580円)を注文し、カウンター席に腰を落ち着けた。1973年に開店し、28年前に現在の場所に移ってきたという。この日は豚ヒレカツがメインで、ご飯にみそ汁、小鉢やサラダ、漬物がセット。後を継ぎまだ1年だという織田さんは「毎日、大変。でも、市外から来るお客さんが多く、また来てもらいたいので、おいしいものを提供しようと頑張っています」と熱く語った。

▼3350歩
写真買い物に訪れたお客さんにお釣りを渡す小笠原さん(写真奥)=地図(4)

 お昼を過ぎた国道は、十和田湖方向へ向かう車、十和田市街方向へと向かう車が往来するが、その周囲に流れる空気は、どこかのんびり、穏やか。店名が気になり「さかやかまど小栄商店」にお邪魔した。嫁いで40年になる小笠原エツ子さんが「造り酒屋(さかや)の分家(かまど)という意味の屋号」と教えてくれた。店内には、手作りの総菜やおにぎり、サンドイッチから鮮魚、精肉まで幅広い品ぞろえ。「ミックスホルモンが人気商品。市外から買いに来る人もいるくらい」とPRした。

▼6438歩
写真「摘み取り体験に来た人に楽しんでもらえることが喜び」と話す中野渡さん=地図(5)

 「ジャンボ級ブルーベリー つかさ農園」という看板が目に留まる。ここをゴールにしよう。国道を南に折れ、坂道を上り30分弱。気温はそれほど高くなかったが汗だくだ。園内には1500本のブルーベリーの木が植えられており、「木によって甘いのも酸っぱいのもあるから食べ比べてみて」と中野渡富司農園長。確かに実は初めて見る大きさだ。口に入れると爽やかな酸味が疲れた体に染みた。