• 37
    ~7000歩の旅~
    青森市浪岡地区
  • 自然と和む歴史のまち

 旧青森、弘前、黒石、五所川原の4市の中間にある青森市浪岡地区。中世に北畠氏が拠点とした城跡が残る歴史あるまちには、花が咲くリンゴ畑ののどかな景色も広がる。(下舘悠々)

マップクリックすると大きな地図が開きます
 
▼スタート
写真JR浪岡駅前に立つオブジェの前で見送ってくれた市浪岡交流センター「あぴねす」の對馬さん=地図(1)

 新緑の5月中旬、JR浪岡駅と併設する市浪岡交流センター「あぴねす」前にあるリンゴのオブジェを背に、ガイド冊子をくれたインフォメーション担当對馬瑞希さん(18)が見送ってくれた。

▼363歩
写真浪岡駅前温泉は茶色いお湯で湯船が真っ黒=地図(2)

 駅から東に県道を歩くと歴史を感じる「浪岡駅前温泉」が早くも登場した。昼から風呂に漬かるぜいたく。たまらず立ち寄ると、既に浴場には先客がいる。近くの高谷哲郎さん(65)は「浪岡の湯は黒いんだ。少し熱めで、後でじわっと汗が噴き出る。それがいいんだ」と週3日通う常連。汗を絞り出し、すっきりして風呂を出た。

▼2734歩
写真中世の館の展示スペースとして活用している旧浪岡小校舎と佐藤館長補佐=地図(3)

 温泉を出て東へしばらく歩き、県道青森浪岡線を北上すると青森市中世の館に着く。隣接する旧浪岡小校舎の一部を活用し、浪岡城跡から発掘された食器類や武器など約5万点を収蔵、展示している。昨年好評だった旧浪岡町出身の第59代横綱・隆の里の特別展を今年も計画中。管理する佐藤忠行館長補佐(55)は「浪岡に横綱がいたことをもっと知ってほしい」。

▼3719歩

 浪岡城跡周辺を歩くと、黄色や紫色の花を観賞していた近所の女性が「今年の桜は良かったよ。桜の時期にぜひ来てちょうだい」と教えてくれた。浪岡川のせせらぎと小鳥のさえずりを聞きながら土手を中世の館方向に歩く。日頃の運動不足がたたってばててきた。

▼4782歩
写真雪田さんの好きな地元産リンゴを使った「りんごソイバーガー」=地図(4)

 少し休憩しようと昨年6月にオープンしたバーガー店Nicheへ。出迎えてくれた雪田隼人さん(39)が店長の同店は、パンに挟むハンバーグが肉と大豆の2種類。子どもからお年寄りまで年齢層は広い。ヘルシーそうなので「りんごソイバーガー」を注文。シロップ漬けの地元産リンゴとヘルシーなソイパテ、トマトをパンで挟む。頬張るとリンゴとトマトの酸味が暑さを忘れさせてくれた。ポテトとカボチャのフライ付きで850円。

▼5869歩
写真県内屈指の強豪・浪岡中バドミントン部員。新入部員から全国レベルの選手が一緒に練習に励む=地図(5)

 腹ごしらえを終えて浪岡中の方に行くと、部活動の時間からか元気な声が聞こえてきた。中学校近くの浪岡体育館では新入部員から全国レベルの選手までがそろうバドミントン部が練習に励んでいた。目指すは全国優勝-と笑顔で話す同中3年の主将武藤映樹君(14)と、指導する監督、コーチ、仲間の目標は同じ。強豪バドミントン部の強さを垣間見た気がした。

▼6874歩

 じっくり歩き、健康的に過ごしたすがすがしい一日。スタート地点に戻る途中、赤ちょうちんと香ばしい香りを放つ、焼き鳥の持ち帰り専門店「やまちゃん」が出現した。「この赤ちょうちんに弱いんだよな」と自分に言い訳をして、串焼きを10本購入。耐えきれずに数本を車で食べ、今日は絶対にビールを飲むと決めた。