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    ~5000歩の旅~
    平川市平賀地区
  • 実りの秋 随所で実感

 青空がのぞき、ひんやりした風が吹く10月1日。「爆弾低気圧」が本県に接近中だったが、平川市平賀地区の中心部を散策した。(長内健)

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▼1105歩
写真9月下旬にオープンした喫茶店の店内=地図(1)

 弘南鉄道平賀駅前を出発し市役所方向へ進み、中央公園に入る。赤や黄色に色づいた樹木が美しい。公園北側に出て男性(60)と擦れ違った。

 「あそこに最近コーヒー屋ができたようだけど知ってる?」。男性の指さす先に、見覚えのない旗が風に揺れていた。

 喫茶店のドアを開けると、女性が「いらっしゃいませ、どうぞどうぞ」と明るい声で出迎えた。コーヒーを注文。9月下旬にオープンしたものの、本格的な営業はまだで、店名も決まっていないという。「私もまだ慣れないけどゆっくりしてってね」。女性の笑顔とゆったりした静かな空間に癒やされた。

▼3149歩
写真リンゴ畑で「ふじ」の葉取りに励む工藤さん=地図(2)

 店を出て東へ歩き、県道13号バイパスを北方向へ進む。車が行き交うばかりで歩いている人を見かけない。しばらくして交差点を西に折れ、数分歩くと右手にリンゴ畑が見えてきた。

 リンゴ栽培に携わり50年以上という工藤せつさんが、脚立に上って「ふじ」の葉取りに精を出していた。「今年はいつもの年より玉伸びがいい。収穫が待ち遠しいね」と工藤さん。天を仰ぎ祈った。爆弾低気圧の影響で落果被害が起きませんように-と。

▼4234歩
写真子どもたちが選んだ人気の本を紹介する佐藤さん(左)ら=地図(3)

 来た道に戻り、西方向へ。交差点を左に曲がり、平川市文化センターに入った。中にある平賀図書館では、市内の児童・生徒2332人から回答が寄せられたお気に入りの本ベスト10を紹介する企画展を実施していた。

 司書の佐藤敦子さんは「妖怪や幽霊が登場する本が人気です。私が小さい時もみんな怖い本が好きだったけど、いつの時代も変わらない傾向なのかな」と目を細めた。

▼4234歩
写真「『津軽の桃』のスイーツはどれも評判ですよ」と紹介する松山さん=地図(4)

 来た道に戻り、西方向へ。交差点を左に曲がり、平川市文化センターに入った。中にある平賀図書館では、市内の児童・生徒2332人から回答が寄せられたお気に入りの本ベスト10を紹介する企画展を実施していた。

 司書の佐藤敦子さんは「妖怪や幽霊が登場する本が人気です。私が小さい時もみんな怖い本が好きだったけど、いつの時代も変わらない傾向なのかな」と目を細めた。

▼5292歩
写真「今年の『トキ』はおいしいよ。カレーと一緒にどうぞ」と話す小林稔さん=地図(5)

 少し歩き疲れ、空腹も感じたため「小林食堂」に入って「カツカレー」を注文する。店を切り盛りする小林稔さん(76)、ケイさん(74)夫婦が「特別に」と、収穫されたばかりという地元産リンゴの「トキ」をデザートに出してくれた。夫婦の優しさと、実りの秋を実感しながらひとしきり会話を楽しんだ。

 店を出るといつの間にか空はにび色に。風も強い。夜から大荒れになる-との天気予報を思い出し、家路を急いだ。