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    ~5000歩の旅~
    三沢市
  • 基地の街 異国風情も

 基地の街として知られ、国際都市を掲げる三沢市。欧米風の店舗が米軍三沢基地正面ゲート付近に軒を連ね異国情緒を楽しめるなど、魅力がたっぷり。7月上旬の午後、市内を気ままに歩いてみた。(永野悠太)

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▼スタート
写真売店で家族へのお土産を選ぶ田中さん=地図(1)

 スタートは三沢市の空の玄関口・三沢空港。ターミナルビルの売店で、三沢市出身で愛知県在住の田中美枝子さん(59)がお土産品を物色していた。「人気のリンゴパイは、あ、これこれ。すごくおいしいんでしょ」。今回は里帰りで20日ほど滞在し、この日の夜の便で戻る。6月のアメリカンデーを5、6年ぶりに楽しんだといい、「米国風の大きなチョコレートケーキがとてもおいしかった」とにっこり。

▼730歩
写真グラウンド整備用のトラクターを運転する澤岸さん=地図(2)

 空港を出て、西へ歩くと、市民運動広場野球場(楽天イーグルスボールパーク三沢)が見えてきた。グラウンドから「ガタ、ガタ」という機械音が聞こえる。野球場を管理する市自治振興公社職員の澤岸文雄さん(65)がグラウンド整備用のトラクターを運転していた。時折、目をこらして石ころを探す。「石があると、スライディングしたときにけがしてしまうから」。外野手として朝野球の県大会に出場した経験があり、整備中の表情は真剣だ。

▼3711歩
写真県外から客が訪れるほど人気の空揚げ専門店「から揚げ人生」=地図(3)

 グラウンドを後にし、県道10号に出て中心街方向へ。日も傾き始め、そろそろ晩ご飯の時間。香ばしい香りに誘われ、市民にはおなじみの鶏空揚げの専門店「から揚げ人生」に立ち寄った。2代目店主の野崎幸子さん(69)に注文しようとすると、この日は定休日で明日の準備をしていたとのこと。がっかりしていると「せっかく取材に来たので、どうぞ」と空揚げを1個差し出してくれた。揚げたてはサクサクとした食感が最高。

▼4627歩
写真ミット打ちで、軽快にパンチを繰り出す小田川さん(右)=地図(4)

 さらに県道を進み、中心街にある市武道館に到着。県道、空手などの練習が行われている中、ボクシング元日本チャンピオンの木村登勇さんが開く「健康パンチ塾」をのぞいた。ボクシングを通じて健康増進を図るための教室という。

 この日は受講生の男女8人が集まっていた。みんな練習中も笑顔が絶えない。「ミット打ちで、いい音が出るとスカッとする。ストレス解消にぴったり」と話す小田川倫代さん(49)。ストレート、アッパー、フックのパンチを軽快に繰り返していた。

▼4689歩
写真米国人客も訪れるバー「TUBES」オーナーの佐藤さん(右)=地図(5)

 外に出ると、日は落ちすっかり夜に。いつもなら飲み屋街を歩くと米国人グループと出くわすことが多いが、今日はなぜか見掛けない。三沢基地正面ゲート付近にあり、米国人客が多いバー「TUBES」でもこの日は米国人がゼロ。オーナーの佐藤加寿子さんが「今日は米国(の暦)では4連休最後の日で、米国人はほとんど飲み歩いていない」と教えてくれた。週末には米国人で店が埋まることも多いというので、米国ムードを味わうのはまた今度にしよう。