アートBOX

「家族」テーマに創作

加藤 千晶さん(八戸出身)

 女子美術大学卒業生で、現在は同大美術館(神奈川県相模原市)で働く加藤千晶さん(27)=八戸市出身。2月下旬に神奈川県座間市のホールで開いた展覧会に、日常の風景をかぎ針編みで表現した作品や、知人の家族写真が題材の水彩画を出品した。

 はがき大の紙に描いた水彩画は、家族への思いがにじみ出るような温かいタッチ。「生まれて初めて入る社会が家族。大学進学で地元を離れ、当たり前に感じていたものの大切さに気付きました」。故郷に関わる作品を手掛けるのが今の目標で「三社大祭のタペストリーを編みたい」とほほ笑む。

今度は絵本作りたい

岩井 栄子さん(青森出身)

 都内にデザイン事務所を構える青森市出身の岩井栄子さん=東京都文京区白山=が先ごろ、コンピューターや手描きによる猫のイラストの作品展を、港区西新橋で開いた。しぐさや表情も愛らしい猫たちの、カラフルな作品が並んだ。

 「パソコンは何度も修正できて楽だけど、微妙な色のグラデーションなどはパソコンでは表現しきれない。手描きの方が自由が利く」と、今回初めて手描きの作品も出展した。その一つ「猫の集会 預言者は言った」を前に「いつかこれを絵本にしたい」と岩井さん。物語の構想については「まだ全然。これからです」と柔和な笑顔を見せた。

「境界」テーマに創作

福士 朋子さん(弘前出身)

 東京都府中市の府中市美術館で、25日まで開催中の企画展「絵画の現在」。女子美術大学教授の福士朋子さん(50)=弘前市出身、神奈川県相模原市在住=ら7人の美術家の作品を展示している。

 ホワイトボードにマジックで描いた福士さんの作品は、幼いころから親しんだ漫画の手法を取り入れている。ふと目にする風景を創作のヒントに、飛行機や空港、大相撲など多彩な題材を取り上げる。

 「フェンスの内と外、額の中と外など『境界』がテーマ。境界を隔てて見えないことになっているものを、作品として表現できたら」

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