東奥日報 東奥日報Q&A


■ なぜ?なに!−東奥日報Q&A
(本社を見学した皆さんのご質問をもとに作成しました)


    Q. 新聞を作るときに心がけていることはなんですか?
    A. 新聞は大勢の人に読まれるものですから、その影響についても考慮し、次のような事柄に留意しています。
    ①信頼できる情報をもとに正確かつ公正な記事を書くこと
    ②個人のプライバシーに配慮し、尊厳を傷つけないこと
    ③権力や暴力に屈せず、物事の本質を伝えること
    ④記事に誤りがあるときは、速やかに訂正すること
      
    Q. 新聞を作るとき一番大変なことはなんですか?
    A. 新聞づくりは常に時間との勝負です。決められた時間内に記事の内容を的確に表現する見出しを考えることや、誤字、誤植などのミスをなくすことなど大変なことがたくさんあります。
      
    Q. 新聞を発行するときに、いちばん困る点は何ですか。
    A. 豪雨や大雪などの悪天候や地震などの災害が発生したときでも、毎日、確実に読者の手元に新聞を届けなければならないことです。
      
    Q. 情報はどのようにして入手するのですか?
    A. 主に県内のニュースは本社をはじめ、県内に点在する支社局の記者が取材しています。しかし、記者だけでは県内のニュースを全部カバーしきれないため、県内各地に通信員といわれる地域の話題など情報提供を行ってくれる人を多数委嘱しています。
    また、共同通信という通信社から国内はもとより世界中の出来事を記事や写真で提供してもらっています。
      
    Q. 次の日の新聞は何時ころから作り始め、何時ころに終わるのですか?
    A. 話題など一部の記事で数日前から作っているものもありますが、生のニュースなどほとんどの記事は朝早くから記者が取材を行い、早い紙面で夕方ころ、1面や社会面、スポーツ面などは午前0時をめどに作られ、印刷が終了するのは午前4時近くです。
      
    Q. 朝夕刊の原稿締め切りはそれぞれ何時ですか?
    A. 原則としてですが、朝刊は午前0時、夕刊は正午です。
      
    Q. 新聞社には、新聞記者のほかにどんな仕事をする人がいますか?
    A. 新聞社は職種のデパートと呼ばれるように実に仕事の内容が多彩です。記者にも取材をする外勤記者と新聞のレイアウトを行いコンピューターを使って実際に紙面を作る整理記者があります。また、インターネットや携帯電話にニュースなどを配信する編集局デジタル編集部、新聞を印刷する印刷局、広告を集める広告局、新聞の販売・普及活動を行う読者局、新聞社の各種行事や旅行を手がける読者事業局などがあります。
      
    Q. 新聞を読んでいると、あんなに字が多いのに、間違いがないようですが、文章中の誤りを無くすために、どのような工夫をしているのですか?
    A. 新聞は大勢の人に読まれるものですから、信頼できる情報をもとに正確かつ公正な記事を書くこと(ニュースソースの信頼性)がまず第一です。その後、デスク、入力校正班、整理部などすべてのセクションでチェックが加えられます。それでも間違いがあるのも事実です。そのようなときは、速やかに訂正(次の朝刊または夕刊)します。
      
    Q. 新聞を印刷した後で、間違いがあったらどうするのですか?
    A. 新聞の印刷が始まっていても間違いを発見したときは、直ちに印刷を中止して訂正します(印刷した新聞は破棄されます)。しかし、読者の皆さんに届いた後では訂正できませんので、次の新聞(夕刊または朝刊)に訂正を掲載します。
      
    Q. 新聞紙は、普通の紙よりザラザラしているし、色も黒っぽいのですが、どのような材質の紙ですか?
    A. コストを低減化するため、ぎりぎりの品質に抑えた専用の紙が使われています。森林資源にも配慮し、古紙が約半分ほど混じっています。参考までに、紙の原料となるパルプはカナダからのものが多いそうです。
      
    Q. 印刷の工夫や苦労はありますか?
    A. 印刷の仕上がりが美しくなるようにインクや水を調整しています。写真や広告などでカラーの場合は、色の再現や色のズレにも配慮します。そして、読者の元に一刻も早く新鮮なニュースが届くように高速で運転される輪転機に細心の注意を払っています。当然、毎日のメンテナンスもとても大変ですが、怠ることはできません。
      
    Q. 何人で新聞をつくっているのですか?
    A. 直接的ではなくても新聞社に働く人は全員が新聞づくりのために働いています。本社で340人余り、県内外の支社局を合わせると400人くらいの人が働いています。
      
    Q. 朝刊、夕刊の発行部数について教えてください。
    A. 朝刊・夕刊を完全セット販売ですので、どちらも約25万6千部発行しています。
      
    Q. 新聞は青森県全体で何部くらい1日に配っているのですか。
    A. 県全体では51万5千部(ただし、スポーツ新聞含まず)発行されています。
      
    Q. どうしたら新聞記者になれますか?
    A. 特別な知識や資格は必要ありません。あえて言えば、常識と正義感でしょうか。世の中の出来事に関心を持ち、疑問に感じたことや読者に知らせるべきことがらについて迅速に行動し、その事実を公にする意思が大切です。だれでも努力すれば記者になれます。
      
    Q. どうしてこの職業についたのですか?
    A. 主に取材記者の方への質問と思いますが、社会に存在する不正に抗い、民主主義における正義を遂行したり、世の中のダイナミックな動きを最前線で感受したいといった様々な動機が語られました。
      
    Q. この職業について、一番よかったこと楽しいことは何ですか?
    A. 記事を読んで勇気づけられたとか、書かれた人が励みになったとか、お礼の手紙や言葉をいただいたときなどです。ある記者は「何かに打ち込んでいる生き生きとした多くの人に出会えること。その人の考え方、生き方に触れることで新しい発見があり、ときに感動を覚えます。その発見、驚き、感動を記事にして、読者に伝えることが一番楽しいことです」と答えてくれました。
    また、政治・経済・教育など多岐にわたる物事について問題提起を行っていますが、特に社会的弱者に光が当たる施策が新聞記事から生み出されたときはこれに勝るものはありません。
      
    Q. 本を調べた時、新聞社の人は普段ローテーションを組んで休んでいると聞いたのですが、なぜ新聞には月1度の休刊日があるのですか?
    A. 新聞は配達員がいないと読者の手に届きません。確かに新聞を作る人(新聞社そのものに働く人)はローテーションに従い休むことができますが、配達員は毎日配達しています。そのため、配達員の休日を確保するために設けられています。
      
    Q. 季節によって、仕事の忙しさは違うのですか。
    A. 新聞社にはいろいろな職場(職種)があるのでいつの季節が忙しいといえません。しかし、年末は全体に忙しい時期です。
      
    Q. 新聞を読みやすくするために気をつけていることは何ですか?
    A. 見出しを読むだけで、または前文でその記事の内容がわかるように整理記者と呼ばれる編集者が苦労しています。また、記事の流れ(レイアウト)、用語の使い方(読み仮名をふる、用語の解説)、写真、カット、グラフなどにも気を配っています。
      
    Q. 今の仕事に慣れるまで、どのような苦労があったのですか?
    A. 仕事はプロ意識が求められます。初心者であっても甘えは許されません。これはどの仕事も共通です。記者についていえば、自分で書いた最初の原稿は面影をとどめないくらいデスク(編集責任者)によって校正の手が加えられます。また、ニュース源については俗に「足で稼ぐ」といわれるように行動力が必要です。
      
    Q. 毎日見ているTV欄の事ですが、TV欄の情報はどこからどのようにして手に入れているのですか?
    A. 番組情報の配信会社から番組(プログラム)で2〜3日前、番組紹介記事で1週間ほど前に配信(データ送信)されてきます。
      
    Q. 毎週日曜日に、文庫本などの紹介のコーナーが新聞にあるのですが、のせる本はどのようにして決めていますか?
    A. 新刊やそのときの話題性のある本などを取り上げています。これは前述した共同通信社配信のものと本社取材のものがあります。
      
    Q. 毎日、朝刊の天気予報のコーナーを見ているんですが、1ページ目と、中間のあたりにわけているんですが、なぜそうしているんですか?
    A. 1面は当日および1週間の天気を視覚的に提示し、第3社会面(裏から4ページ目)では詳細な概況を掲載しています。どちらの面も紙幅の関係でレイアウトや内容に制約を受けないよう分割して掲載しています。
      
    Q. イラストなど読者の投稿コーナーを楽しみにしていますが、のらなかったハガキはどうなっているのですか?
    A. しばらく保存期間がありますが、大量の投稿があるためその後は廃棄されます。しかし、返却の要望があるものについては、お返します。 またイラストについては、新聞に掲載されなかったハガキの中から毎週6枚を、東奥日報ホームページ「Web東奥」の「今週のイラスト」コーナーで紹介しています。
      
    Q. 3面記事はどのようにして決めるのですか?
    A. 新聞に掲載する記事については朝夕2回の編集会議でおおよそ決まりますが、夜中の突発事件などは現場のデスクが責任を持って判断し取り扱いを決めます。特に重要な記事(社会性、公共性の大きな事件・話題)については1面や社会面に掲載します。
      
    Q. いつ取材したものを記事にしているのですか?
    A. 原則、毎日取材し、新しい記事を紙面に掲載しています。しかし、一つの事柄について特集を組んだり、夕刊の紙面に載る話題についてはその限りではありません。
      
    Q. 他の新聞より読まれるためにどのような工夫をしていますか?
    A. 地方面と呼ばれる県内の地域ニュースを詳細に紹介する紙面を拡充したり、スポーツ面にもかなりの紙幅を割いています。特に地域・読者の視点で物事を深く掘り下げていく作業を心がけています。
      
    Q. 新聞はいつごろできたのですか?
    A. 世界で初めての新聞は1562年に発行されたと言われています。日本では江戸時代、瓦版が世相を伝える役目をしていました。一般的には明治3年に発刊された横浜新聞(翌4年に横浜毎日新聞と改題)が日本初の新聞と言われています。
    青森県では明治10(1877)年3月に「北斗新聞」が発刊されたのが始めです。東奥日報社は明治21(1888)年12月6日、東奥義塾の設立者でもある菊池九郎(社長兼発行人)、小笠原宇八(印刷人)、関春茂(編集人)の3人によって設立されました。
      
    Q. 「東奥日報社」の社名の由来は?
    A. 東奥日報社の社名について定かな由来は分かっていません。東奥日報社の創刊者である菊池九郎は東奥義塾の設立者でもあり、同じ「東奥」の文字を用いたものと推察されます。古代日本では、畿内(京都や奈良、大阪あたり)からみて東の地域を東海道、東山道と呼んでいました。「東奥」は東の地域のさらに奥と言う意味ではないかと思われます。
      
    Q. 東奥日報社以外の新聞社はあといくつくらいありますか?
    A. 日本新聞協会が発行している「日本新聞年鑑2006−2007」によれば、主要な全国の新聞社数は102社あります。県内では東奥日報社のほか、主な新聞社としてデーリー東北(本社・八戸市)、陸奥新報社(本社・弘前市)があります。
      

    ※このコーナーは随時、更新します。お見逃しなく!!

東奥日報社概要 | 東奥日報社小史 | 東奥賞 | 新聞ができるまで | 採用情報



HOME