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再処理工場の作業員また被ばく |
日本原燃は二十四日、六ケ所 再処理工場の分析建屋で試料の分析作業をしていた協力会社の男性作業員(19)が体内被ばくした可能性が強い、と発表した。作業員は同社の診療所で血液検査などを受け、健康に異常がないことが確認された。分析室の床にも汚染が見つかったが、もう一人いた作業員には被ばくはなかった。周辺環境への影響もないという。再処理工場での体内被ばくは、五月中旬に次いで二人目。
被ばく線量を評価するには、排せつ物を調べる必要があるため一週間程度かかるが、記録に残す必要のある二ミリシーベルト以上(預託実効線量)になる恐れもあるという。二ミリシーベルトは、胸部レントゲン撮影による被ばく線量の約四十回分に当たる。五ミリシーベルト以上だと国への報告が法令で義務付けられている。
預託実効線量は、体内摂取した放射性物質から五十年間に受ける影響を示す尺度。
男性は分析建屋で、放射性溶液を焼き固めた分析皿をビニール袋から取り出し、ピンセットで計測装置に移す作業をしていた。同日正午ごろ、分析室を出る際に放射線を測定したところ、手と足が汚染されていたことが分かった。鼻の穴の内側に綿棒をこすりつける方法で検査、プルトニウムなどアルファ線を放出する放射性物質が〇・七ベクレル検出された。
日本原燃は今回のトラブルを受け、分析建屋での作業を一時中断した。
五月中旬に発生した体内被ばく以降、「フード」と呼ばれる非密閉式の箱型装置を使って作業する際は当面、マスクを着用するよう義務付けていた。今回はフード作業ではなく、放射性物質が飛散する可能性も小さいとして、マスクは着用していなかった。
原燃から連絡を受けた県と六ケ所 村は同日午後、職員を再処理工場に派遣し、建屋内の作業管理状況などを確認した。
作業員がマスクを着けていなかったことについて、県原子力安全対策課は「どういう作業をしていたのか確認しなければならないが、今後はその作業でもマスク着用を求めることになるだろう」と話している。
経済産業省原子力安全・保安院は「被ばく線量が評価できていないため、明確なことは言えない」としているが、今後、原因の究明や防止対策の策定を原燃に求める。保安院は「前回の反省が生かされているかどうかや、再発防止策が機能したかどうかも確かめたい」としている。
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責任ある対応を/三村申吾知事の談話
作業員の内部被ばくについては、先般の事象を踏まえ、安全確保の徹底を求めたにもかかわらず、再度発生したことは極めて遺憾だ。県として国と事業者に責任ある対応を厳しく求めていく。
再度の発生遺憾/古川健治六ケ所村長の談話
五月に発生した事象の際、安全確保と業務従事者の安全管理に万全を期すよう強く要請したにもかかわらず、再度発生したことは、原子力に対する信頼と安心という観点から極めて遺憾だ。
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