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2006年2月21日(火) 東奥日報 ニュース


■ チーム青森 全力尽くし笑顔、涙

写真  【トリノで本社・菊谷賢】カーリングのチーム青森の夢舞台は終わった。二十日のスイス戦に敗れ4勝5敗で7位。予選突破はならなかったが、9試合とも記憶に残る好ゲームを展開した。感動と勇気を与えた。「悔しさ半分。充実感半分。でも、このチームでプレーできて幸せでした」。すべてを出し切った5人に笑みが浮かんだ。そして、涙がこぼれた。

 スイス戦前、5人は誓った。「5勝して日本に帰ろう。これまでの集大成を見せよう。後悔はしたくない」。

 序盤に大量得点されたが後半、食らいついた。最後の一投まで集中した。団結力と集中力と明るさ−。ギブアップ負けを喫したが、チーム青森のスタイルを最後まで通した。

 「まさに夢舞台だった」と、最年少の本橋麻里(19)。寺田桜子(21)は「出番が少なくて悔しい思いもした。今となっては充実した時間だった」と涙をぬぐった。目黒萌絵(21)は「チームに助けられた五輪だった」と、瞬く間に過ぎた日々を振り返った。

 前回のソルトレーク大会では、初戦から7連敗した日本。精神的な弱さを指摘された。今大会は、何度も逆境をはね返し、自ら勝利を切り開いてきた。

 林弓枝(27)は「チーム青森になって、精神的に強くなった。世界と互角に戦っている実感があった」。

 ソルトレークの悔しさを胸に青森でチームを結成した小野寺歩(27)は「五輪に出られるという何の保障もないのに、私たちを呼んでくれた青森の人に感謝したい。支えてくれた人にありがとうと言いたい」と、あふれる思いを語った。

 斎藤寛之・日本カーリング協会副会長は最後にこうまとめた。

 「日本が、メダルを取れるレベルまできていることを確認した。チーム青森はカーリングの魅力を伝えた。人々の心をつかんだ。それだけで金メダルだ」

 準決勝進出はならなかったが、日本中を熱狂させたチーム青森の輝きはうせない。

※写真=準決勝進出は逃したものの、晴れやかな表情で応援席にあいさつに向かうカーリング「チーム青森」の(前列左から)小野寺、林、(後列左から)目黒、本橋の4選手(パラギアッチョ競技場)

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