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2004年9月1日(水) 東奥日報 ニュース


■ 秋田側の「白神市」命名に不快感

写真  秋田県能代市と山本郡六町村でつくる法定合併協議会が八月三十日、二〇〇五年十月の合併後の名称を「白神市」に決定した。白神山地世界遺産地域を含む岩崎村と深浦町の法定合併協は同二十五日、新町名の候補の一つとして「白神町」を挙げたばかりで、先手を打たれた形になった。

 自民党県連幹事長を務める西郡選出の冨田重次郎県議は「白神山地のエリアは本県側が大きく、秋田側で名前を使うのはいかがなものか」と不快感を示し、自民党会派として県議会九月定例会の一般質問でこの問題を取り上げる構えだ。「白神」の名をめぐって波紋が広がりそうだ。

 白神山地は本県と秋田県にまたがっている。しかし、ユネスコの世界遺産に登録された地域は、本県側の約一万二千六百ヘクタールに対し、秋田県側は山本郡藤里町の約四千三百ヘクタールにとどまる。しかも同町は山本郡で唯一、合併協に加わっていない。

 能代市、山本郡の合併協は今年四月、新市名を公募。名称選考小委員会で十候補に絞り込み、合併協委員三十六人が投票した結果、二十七票を獲得した「白神市」に決めた。合併協事務局によると、名称の議論の過程で、本県を意識した発言などはなかったという。

 深浦町・岩崎村合併協副会長の七戸仁村長は「藤里町が合併協議に加わっていないこともあり、白神の名前を選ぶ可能性は低いと聞いていただけに驚いた。保有面積の割合からいけば向こう側は圧倒的に少ないのに…」と不満顔だ。同合併協事務局は「白神市の隣に白神町があってもおかしくないが、新町名選考に影響が出てくるのでは」と話している。


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