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2004年3月26日(金) 東奥日報 ニュース


■ 三内丸山有料化11月開始は困難に

 青森市の国特別史跡・三内丸山遺跡を含む「三内まほろばパーク」の有料化について、有識者による検討懇話会の第三回会合が二十六日、県庁内で開かれた。懇話会は県に対し、有料化の方法について一層慎重に検討するよう求めて終了した。出土品の展示方法をはじめさまざまな課題が示されたことから、県は有料化の開始時期が当初予定の十一月からずれ込む見通しを明らかにした。

 懇話会には、座長の蝦名文昭青森商工会議所副会頭ら委員七人が出席した。

 蝦名座長は、計三回の会合で委員から出された意見を(1)これだけの施設を無料で維持し続けるのは無理があり、有料化するべき(2)国重要文化財指定の出土品が遺跡内で見られない現状では、有料化は時期尚早(3)三内丸山の将来像をしっかり見据えた整備方針をつくった上で有料化を検討すべき−と集約。「賛否両論含めた多様な意見を尊重し、有料化を慎重に検討してほしい」と要望した。

 これを受けて後藤正紀県県土整備部長は「(有料化に対する)県民の反響が大きく、三内丸山への熱い気持ちを感じている。懇話会の提言を重く受け止める」と述べた。さらに懇話会終了後「有料化の方針は崩していないが、クリアすべき課題は多い」と話し、県議会六月定例会に条例の変更案を上程し、十一月にも有料化するという当初スケジュールについて「作業的に厳しい」との認識を示した。今後の日程は未定としている。

 県は新年度早々にも、有料化について一般県民から意見を募る予定。


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