| 2003年9月7日(日) |
第七回北海道・北東北知事サミットは最終日の六日、本県の三村申吾知事、高橋はるみ北海道知事、増田寛也岩手県知事、寺田典城秋田県知事が札幌市の北海道庁赤れんが庁舎で記者会見した。この中で、本県の三内丸山遺跡など圏内に多数存在する縄文文化遺産の価値を内外にアピールするため「北の縄文文化回廊づくり」に取り組み、将来の世界遺産登録も視野に入れて活動していくことを表明、二日間の日程を終えた。四道県が新たな自治の実現に向けて意見交換する「『北からの分権改革』検討会」(仮称)を開催することや、北東北三県が企画担当課長らの検討組織を設置し、新たな連携事業などを探っていくことを決めた。 知事サミットのメーンテーマである「文化交流」では、縄文時代から津軽海峡を越えた交流・交易が盛んに行われてきた歴史を踏まえ、地域の魅力を一層高めるための連携に取り組むことで合意した。 このうち「北の縄文文化回廊づくり」では、実践プログラムを作成するプロジェクトチームを、四道県職員らで設置することになった。 さらに、縄文文化フォーラム開催やパンフレット作製を通じて積極的な情報発信を行うほか、研究者や民間有識者による「北の縄文文化学」交流会議を開催し、歴史分野での地域学確立を目指す。 食文化での取り組みでは、四道県が食料生産・供給地域として食の安全・安心確保を含めて連携と情報発信に努める。伝統料理など食文化に関する情報を蓄積、体系化する一方、食に携わる人が自由に交流できるホームページ「北の食文化データボックス」を立ち上げる。「北の食文化展」を開催して国内外へのPRも行う。 北海道・北東北知事サミットは各道県が持ち回りで開催しており、次回は本県で来秋開催される。 ◇ 第七回北海道・北東北知事サミット合意事項 ◇文化交流(四道県) (1)北の縄文文化回廊づくり▽「北の縄文文化回廊づくり」実践プログラムの作成▽「北の縄文文化回廊」の情報発信▽「北の縄文文化学」交流会議の開催(2)食料生産・供給地域が担う「北の食文化」の発信▽「食文化」の情報交流の促進▽国内外への情報発信(3)博物館等共同展の開催 ◇その他事項 (1)東北新幹線全線の早期開業と北海道新幹線の早期建設(四道県)(2)地震・津波等防災対策の充実・強化(同)(3)新たな自治の実現に向けた検討会の開催(同)(4)北東北三県広域連携検討組織の設置(三県) ※写真=知事サミットで共同記者会見する、右から本県の三村知事と寺田・秋田県知事、増田・岩手県知事、高橋・北海道知事 |