2003年9月4日(木) 東奥日報 ニュース


■ 三内丸山 本年度の発掘調査報告

 二〇〇二年度の第二回三内丸山遺跡発掘調査委員会(委員長・村越潔青森大教授)が三日、青森市の同遺跡展示室で開かれ、県教委三内丸山遺跡対策室が、遺跡西端部の道路跡の延伸と周辺の墓域の確認を中心とした、本年度の調査結果を報告した。これまで約二百六十メートル確認されていた道路跡がさらに約百十メートル延び、合わせて約三百七十メートルになっていることが判明。道路に沿って新たに六基の環状配石墓が確認された。

 本年度の発掘は第二十六次調査。報告によると、集落跡の西側に南北に伸びる道路状遺構「縄文の道」(または「墓の道」)は昨年度までの調査で約二百六十メートル確認されていたが本年度調査では、遺跡最南端まで延びていることが確認され、総延長は約三百七十メートルとなった。

 また、道の西側に新たに六基の環状配石墓を確認したが、この中には一九九四年度の試掘調査で確認された二基も含まれている。この墓域では計二十二基の環状配石墓が確認されたことになり、これまで確認された墓域の総延長は約三百十メートルになる。

 委員会の後、委員らは出土した環状配石墓などを視察。委員の間からは「石の下の調査も必要。配石の状況を極力復元するとともに、配石墓というからには墓としての根拠も示してほしい」などの意見が出ていた。

 本年度調査は十二日まで。六日には現地説明会が開かれる。


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