| 2003年5月1日(木) |
むつ市の諮問機関「使用済燃料中間貯蔵施設対策懇話会」は三十日、下北文化会館で第二回会合を開き、東京電力から事業構想の説明を受けた。五十年の貯蔵終了後の使用済み核燃料の搬出先について東電は、二〇〇五年稼働予定の六ケ所再処理工場も候補地となることを強調した。同工場に続く第二再処理工場に搬出する−との従来の見解を後退させた格好だ。 使用済み核燃料が永久貯蔵されるのではないかという不安がある−との委員の質問に答えた。東電むつ調査所の鹿士俊一郎所長は「貯蔵後は再処理工場に搬出する。第二再処理工場ができていれば、そこに持って行くし、六ケ所再処理工場が動いていれば、そこに持っていく」と説明した。 また懇話会終了後、鹿士所長は「許認可上、国からも再処理工場に持って行くことを約束させられるだろう。六ケ所工場への搬入順位は、原発から出た使用済み核燃料より、むつに貯めた使用済み核燃料の方を優先する」との方針を示した。 東電の計画では一〇年までに中間貯蔵施設の操業を始め、搬出は六〇年ごろから。このため、六ケ所再処理工場に搬出するには、同工場が五十五年以上も稼働し続けていることが前提。 しかし、同工場を建設中の日本原燃は「工場の操業期間を明確に決めているわけではないが、機器の耐用年数などから三十年ぐらいではないか」と説明し、東電の見解と食い違いをみせている。 |