2002年10月30日(水) 東奥日報 ニュース


■ 三内丸山で環状配石墓新たに6基

 三内丸山遺跡の本年度の発掘調査委員会が二十九日、同遺跡の体験学習室で開かれ、県教委三内丸山遺跡対策室が、墓域と道路跡の確認を中心にした本年度調査の結果を報告した。

 それによると、遺跡を南北に走る「墓の道」は、さらに南側に四十メートル延長、二百六十メートル続いていることが判明。これまでは道の西側にのみ十基の環状配石墓が並んでいたが、新たに六基の環状配石墓を確認。そのうち二基は東側から出土しており、東西の「墓の道」と同様の形状であることが分かった。

 また、遺跡西側の丘陵部では、東西方向に約四十メートル続いていた道路跡がさらに約四十五メートル北側に延び、両側に十四基の土坑墓列を伴っていることが明らかになった。

 本年度の発掘調査は、二十三−二十五次調査区で、面積は計約三千平方メートル。三十一日まで行われる予定。

 同室は「一九九四年以来の墓域調査で、東西に走る『墓の道』も含め、三本の道が両側に墓の列を伴っている状況が分かった」と成果を話している。

 また、墓域や道路跡の確認が進んだことで委員からは、「今後は土壌分析など自然科学の視点を活用したり、かつての生活の様子について掘り下げるような調査も必要では」と、来年度以降の調査について意見が出されていた。


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