2002年3月27日(水) 東奥日報 ニュース


■ 使用済み核燃料受け入れ計画発表

 日本原燃は二十七日、来年度の六ケ所村への使用済み核燃料などの受け入れと製品ウランの出荷計画を発表した。同燃料貯蔵プールは原因不明の漏水が続いているが、計画では一九九九年に公表した二〇〇九年度までの取得計画通り、来年度は約四百三トン(千七百六十体)の同燃料を搬入する。同日会見した佐々木正社長は「漏水個所や原因は特定していないが、プールの安全性は確保している」と理解を求めた。

 計画では国内八電力と日本原子力発電の十二原発から同燃料を受け入れる。内訳は▽北海道電力泊約十七トン▽東北電力女川約十五トン▽東京電力福島第二約百十三トン▽同柏崎刈羽約四十トン▽中部電力浜岡約三十三トン▽関西電力高浜約六十五トン▽同美浜約十トン▽中国電力島根約十九トン▽四国電力伊方約十七トン▽九州電力川内約三十九トン▽日本原子力発電敦賀約十九トン▽同東海第二約十七トン。

 返還ガラス固化体はフランスから百九十二本を受け入れる。時期は今年十月から来年三月で、回数は一回。低レベル放射性廃棄物は六原発から計一万一千三百七十六本を八回に分けて受け入れる。製品ウランは専用シリンダー六十三本分を二回に分けて出荷する。

 また原燃は会見で、同燃料貯蔵プールの漏水が二十六日から一時間当たり約七百ミリリットルに増えたことを公表した。プール内張りの底面近くの溶接線洗浄中に漏水量が増えたと説明しているが、個所特定には至っていない。

 一方、ウラン濃縮工場で相次いだ遠心分離機の停止を受け、二〇〇〇年四月から稼働を中断している一カスケード(製造ライン)の運転再開について佐々木社長は「停止原因の調査結果がまとまったことを踏まえ、運転長期化の試験研究を進めるなどして早期に判断する」と述べた。


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