| 2002年3月14日(木) |
二〇〇二年夏に新たに出陣する五所川原市の立佞武多(たちねぷた)が、自然界の怒りをテーマにした「白神」に決まり、同市は十三日、下絵を発表した。立佞武多は五台目。例年より早く三月末にも製作が始まる予定だ。一九九六年の立佞武多復元から製作を手掛ける市観光課主幹の三上真輝さん(48)が、二年ぶりに下絵を担当した。感謝の心を忘れ、自然を破壊してきた人間社会に対する自然界の怒りを表すとともに、子供たちのためにも限りある自然を守ろうとのメッセージを込めたという。 自然の魂とエネルギーを表現した人形が、白神山地で伐採されたブナの大木を人間に対して見せ付けるという図柄。三上さんは「私たちは白神山地の恩恵を受けているにもかかわらず、過去には林道建設でブナ林を伐採した。自然が荒れるのは自分たちに責任があることを感じ取ってもらえれば」と話す。 高さはこれまでの「軍配」「北の守護神」と同じ二十二メートル程度(人形部分は十二−十三メートル)、重さは十六−十七トンを予定している。 市街地運行が始まって五年目となる今年は、市民有志が新たに高さ十メートルの「担ぎ立佞武多・牛若丸」を出陣させるほか、ミニ立佞武多で参加する学校が増える。例年にも増してにぎやかな祭りとなりそうだ。 ※写真は5台目となる立佞武多「白神」の下絵 |