| 2001年3月16日(金) |
青森市の三内丸山遺跡で十五日までに、イカのカラストンビ(口のあごに相当する部分)が多数見つかった。同時にシャコの殻の皮も確認された。県教委三内丸山遺跡対策室は「シャコの出土は全国の縄文遺跡で初めて。甲イカの甲の部分は十数例あるが、イカの口は初めてではないか」と話しており、三内丸山の食生活の豊かさがあらためて示された形だ。カラストンビの大きさは二センチから五ミリまでさまざま。体長は十−十五センチと推測されるが、種類は特定できていない。シャコは背中の部分が十センチ程度見つかっている。 見つかったのは、遺跡北側の斜面と「北の谷」と呼ばれる二カ所の泥炭層の、深さ約四・二メートルの地点(縄文前期半ば=約五千五百年前)。一九九三年の調査で採取した土壌を精査したところ確認された。同じ泥炭層からはこれまでもマダイやブリ、ヒラメなど五十種類に上る魚の骨やうろこが見つかっている。 ※写真は三内丸山遺跡で出土したイカの口の部分 |