2000年6月17日(土) 東奥日報 ニュース


八戸・是川遺跡で遺物の包含層
米軍三沢基地司令官が会見


■ 八戸・是川遺跡で遺物の包含層

写真  八戸遺跡調査会が発掘を進めている八戸市の是川中居遺跡・長田沢地区の調査区域で、十六日までに本格的な遺物の包含層が姿を現した。

 調査区域の南東部分、東西三メートル、南北二メートルほどの泥炭質の層から、完形に近い朱塗りのつぼ、浅鉢、押しつぶされたような深鉢などがびっしりと出土。三内丸山遺跡の盛土(もりど)遺構を思わせる光景だ。

 長田沢地区は昨年夏に調査が行われた同遺跡の特殊泥炭層部分の約百五十メートル北側に位置する。調査の事務局を務める八戸市教委文化課によると、特殊泥炭層部分は縄文晩期の初めごろ、約三千年前の遺物が主だったのに対し、長田沢地区で姿を現した包含層では晩期中ごろ、約二千六百年前の遺物が主だ。

 この遺物包含層からはこれまでに土器片のほか、土偶の頭部や獣骨、イノシシのものとみられる歯、高さ五センチほどのミニチュアのつぼといった多彩な遺物が出土している。

 調査は今後、遺物の出土部分を中心に南側へ発掘区域を移して続けられる予定。貴重な遺物のほか、遺跡の構造や変遷について多くの手がかりが得られると期待を集めている。

※写真は泥炭質の土をびっしりと覆うように出土した土器群=是川中居遺跡・長田沢地区



■ 米軍三沢基地司令官が会見

写真  五月末に米軍三沢基地司令官兼第三五戦闘航空団司令官に着任したロイド・S・アターバック准将が十六日、三沢基地内で記者会見し「航空団は日本の国の防衛を支援することが最優先の任務」「三沢市民との友好関係をこれまで以上に発展させたい」と着任の抱負などを語った。

 同市天ケ森にある三沢対地射爆撃場の騒音・振動に住民が苦しんでいる問題については「日米の取り決めの規則を順守し、規則内で訓練しているが、住民の感情も考慮しなければならないと考えている。ターゲットを移動したり、訓練の時間を変えるなど調整している」と具体的な対応策に取り組んでいることを明らかにした。

 韓国・北朝鮮首脳の歴史的対話についての感想を求められアターバック司令官は「世界的に非常に意義がある。いろいろな意味で波及効果は大きい」と評価。ただ「アジアにおける三沢基地の意義付けが変わるとは思っていない」と述べ、任務などの急激な変化はないとの考えを示した。

※写真は記者会見するアターバック米軍三沢基地司令官


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