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三沢の夜間訓練に住民我慢の限界 |
三沢市天ケ森にある三沢対地射爆撃場の周辺住民が十七日、三沢市役所を訪ねて市長や市議会議長に騒音被害などを訴え、集団移転を要望した。住民は騒音や振動に悩まされ続け、これまでも移転を求めてきたが、九日からは米軍三沢基地第三五戦闘航空団が、訓練時間を通常より二時間繰り下げ午後十時までの夜間訓練を実施。その激しさに耐えかねた住民が、あらためて直訴に及んだもので市、市議会は十八日に米軍など関係機関に再度抗議文を提出、周辺二地区の集団移転実現を強く求めていく。
天ケ森地区は射爆撃場南側に位置し、六十二世帯が生活している。同射爆撃場は本州で唯一の対地射爆撃場で米軍や航空自衛隊機が連日のように対地攻撃訓練を実施、住民は訓練弾投下や機銃掃射の騒音、廃弾処理の振動に悩まされてきた。
住民は三沢飛行場に近い地区と同様、集団移転を切望。市は国に実現を求めてきたが、騒音度測定の結果が予想以上に低く、昨年三月に告示された騒音区域の見直しでは住宅移転補償対象区域に含まれなかった。
九日からの米軍の訓練は大型ヘリによる捜索救難と対地攻撃が目的だが、十六日夜は低空からの機銃掃射を伴う激しいもので、住民の不安は特に大きかった。
こうした被害に耐えかね天ケ森町内の住民四十人が十七日午前、市役所に鈴木重令市長、森三郎市議会議長を訪ねた。住民を代表し川嶋たみ江さん(83)が「辛抱しながら生きてきたがもう限界だ。騒音のせいで縁談が破談になることもある」などとメッセージを朗読、「『爆弾村』の人たちに安心感とお嫁さんを迎え入れることができる場所を与えてください」と要望した。
住民からは「民家の上を低空で飛び射撃。二日間ろくに眠れなかった」「廃弾処理の振動は床下から響き、自宅が浮き沈みする」などの声も上がり、鈴木市長は「以前から移転について折衝してきたが、政府がこのような事態を放置していることは許されることではない。天ケ森と砂森地区をまとめて移転できるようにしていきたい」と答えた。
町内会はこの後、森議長に、移転補償対象区域指定と集団移転実現のため国、県に強く要請することを求めた陳情書を提出した。
米軍の訓練は十七日夜も続き、冨田善作助役、堤喜一郎市議会基地対策特別委員長、馬場騎一副委員長らが射爆撃場近くで監視活動を行った。午後六時すぎから、大型ヘリコプター一機が断続的に機銃掃射をしたが、同日の訓練は通常の訓練時間内の午後七時前に終了した。
※写真は六ケ所村から射爆撃場を監視する市基地対策課職員
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