2005年2月25日(金) 東奥日報 編集部から


春を待つキブシの花芽  久しぶりのウーです。スウェーデンで3月行われるレスリング女子の国際大会に山内佳子(青商2年)がカデット56キロ級日本代表として出場します。この記事を読んで、5、6年前のある人の言葉を思い出しました。「女子をもっと取り上げて盛り上げてよ。協力を惜しまないから」。いまのように女子のレスリングが新聞で大きく取り上げられることが、ほとんどない頃の話です。

 私に声を掛けたのは、中京女子大の栄和人監督。取材現場でのことでした。女子レスリングを五輪で採用すると決まったのはアメリカ中枢同時テロが起きた2001年9月のこと。栄監督との出会いはそれ以前で、五輪採用へと新聞が後押ししてくれ、レスリングどころの青森県から頑張ってくれ―という思いがあったようです。さて、力になれたか…結果は簡単です。私にそんな力ありません。

 それでも、五輪に採用され、アテネでは伊調千春・馨姉妹をはじめとする日本代表4人全員がメダル獲得。競技関係者・選手たちの努力で、否が応でも注目される種目に育ちました。

 現在、伊調姉妹以外にも、坂本日登美・真喜子姉妹、坂本襟と世界で戦える本県出身選手がいます。ですが、大きく膨らんだ期待と注目を、しぼませないために頑張らないといけないのが、彼女らに続くさらに若い世代です。頑張れ山内!!。(2005.2.25 ウー



 “ぞう”です。きのうの夜勤が影響してか、本日は非常にボーっとしながら作業しております。ミスを多発しそうで危険な状態です。夜勤の翌日は睡眠不足のため辛いものがありますが、冬の夜勤を終え帰る時も辛いものがあります。マイカーが判別できないくらいに降り積もった雪を片付けたり、完全に氷結したフロントガラスの視界確保にはかなりの時間と体力を労し、疲れきった体には結構こたえます。もっとも、せっかちな私は屋根にノッコリ雪を残したまま運転したり、フロントガラスに視界が確保できる10センチ程度の“窓”を作ったら、すぐ発車しちゃいます。そのために、何度も身の縮む思いをしましたが…。

 夜中の路面もご想像通りで、雪がない日はない日でアイスバーンに注意です。強風・大雪で荒れたきのうは、経験したことのないほどのアイスバーンでした。スケートリンクのように道路がきれいに磨かれ、見事なまでにピッカピカ。右折左折時はほとんど停止するほど減速しなければならず、かなり冷や汗ものでした。それでも、私は冬が、雪が好きなもので、まったく苦になりません。

 なぜなら、ワタクシ“ぞう”。実はイヌドシ生まれ。雪が降れば喜び、庭かけ回る。でもウインタースポーツは嫌い!(2005.2.24 ぞう



 皇太子さまご夫妻をお迎えして一昨年の2月、本県を舞台に開催された冬季アジア大会。そこでお見掛けした関係者のお顔の色が最近、少々優れないようです。

 1人は西武グループ「コクド」の堤義明前会長です。大会当時、JOC名誉会長を務められ、フリースタイルスキー・モーグル競技が行われた鯵ケ沢スキー場でお見掛けしました。隣には元シンクロスイマーの小谷実可子さんが一緒でした。それが今や西武鉄道株の問題で司法当局の事情聴取を受ける身です。

 もう1人は県体協理事長の種市哲氏です。彼は大会経費の膨張問題で、大会が開かれる3年前に大会組織委員会事務総長を辞任しなければならなくなったとはいえ、大会の誘致活動の先頭に立っていました。彼には今日23日、刑事事件の被告として有罪判決が下りました。

 大会の組織委員会会長を務めた知事も今はその座になく、JOCの会長も交代しました。

 吹雪の急な斜面で望遠レンズの着いた重いカメラを長時間握り締めていたため、1年以上も腕の筋が痛んだ記憶とともにあの大会を振り返れば、いまだに胸の奥がチクチクします。 (2005.2.23 クロヤギ)



 あぶない、あぶない。またしても当番を忘れて帰ってしまうところでした。いまだ物忘れが改善されない“らいおん”です。前回小欄で、左手を使うことによって、物忘れ防止や、記憶力が高まる、という話をしました。その後、色々やってみて、意外と左手を器用に使いこなせることがわかったのですが、「では何故?」という疑問がわいてきます。でも追及すれば情けない結論にたどりつくのでやめておきましょう。

 さて、降っても降ってもまだ降り止まぬ雪… 今年は大雪に見舞われている青森県ですが、雪に負けず、今年は「花粉」も平年の2−3倍、と大飛散する見込みだそうです。幸い私はまだ花粉症ではありませんが、いつ発症するかわからないと言われているので、安心できません。

 そういえば、最近、家でニュースを見ていたら小学1年と3年の娘2人が次のような会話をしていました。妹「ねぇ、花粉ってなに?」姉「鼻をぐすぐすさせる悪い粉だよ。ばい菌みたいなもんかな」と。おそらく、花粉症が風邪に似た症状なので、風邪のウイルスと同じように思っていたのでしょう。でも、花粉は決してそんな悪いものではないので、「花粉は、お花についてる黄色い粉のことで、『ばい菌』じゃないよ。鼻をぐすぐすさせる花粉もあるけど、本当は花が実をつけるためにある、大事な粉なんだよ」と教えておきました。いまどきの子どもにとっては、花粉もばい菌扱い… ちょっと笑えるような笑えないような話でした。 (2005.2.22 らいおん



 きのうの日曜日は「春近し」を思わせる穏やかな天気だったのですが、きょうの青森地方は、またしても雪、雪…。今朝は寝坊してしまい、窓のカーテンを開けたら、車にモッコリ雪が積もっているのでびっくり。慌てて飛び起き、ひとしきり雪を払いのけてから、そそくさと朝食を取り、月曜日の朝の道路は込んでいるだろうな―などと心配しながら、そそくさと家を出たのでした。青森の「春」は、まだまだ遠いようです。

 春を呼ぶ郷土芸能として知られる八戸えんぶりが、きのう閉幕しました。フィナーレを飾る八戸市庁広場での「かがり火えんぶり」には大勢の観客が詰めかけ、祭りの終わりを惜しんだようです。八戸生まれの私は、小さいころからこのえんぶりが大好きで、いまでも(遠く離れた土地に住んでいても)えんぶりが始まったと聞くと胸が高鳴ります。華やかな烏帽子や太夫が舞う姿といった視覚的なイメージよりも、まず第一に「チャッチャカ、チャッチャカ」という手びらがねの甲高い響きと、リズミカルな太鼓・笛の音色が脳裏によみがえってきます。これは幼い時から染みついた感覚なのでしょう。この時期の「さあ、春は近いぞ」という願望、期待感と相まって、ワクワク、ゾクゾクするのです。ということで、20日の日曜日は日帰りでえんぶりを見に行こうと計画を立てていたのですが、呼び物の「お庭えんぶり」や「かがり火えんぶり」を見るとなると、八戸からの帰りが夜遅くなる、また帰路に吹雪に見舞われたら難儀する―と考え、断念しました。

 で、休みの一日何をしたのかというと、家でごろごろしながら文庫本を読んでいたのでした。で、本を読んだなどというナーンニモ珍しくないことを何で書くのかというと、私がまともに本(小説・ノンフィクション)を読むのは、およそ5年ぶりになることに気づいたからです(これも珍しくないか?)。支局勤務時代のある日、仕事が終わったあと、自室でミステリーか何かの文庫本を読もうとすると、目がチカチカして文字に焦点が合わず、うまく読めないのです。無理して文字を追おうとすると疲れてしまいます。その時は変だなと思っただけでしたが、何のことはない、「老眼」になっただけなのでした。それにしても突然、老眼の症状が襲ってくると思ってもみませんでした。私は「近眼」ではないので、それまで眼鏡をかけたことが一度もなく、老眼鏡をかければ済むとまで考えが及ばず(まだ若いと思っていた)、文字の小さい本は、読むことをやめてしまったのです。

 うーむ、考えてみると、一時期あれほど熱中したミステリーや時代小説の乱読をよくスッパリとやめられたものです。といっても、文字を操るのが新聞社の商売ですから、その後、老眼鏡を買いそろえ、眼鏡をかけて仕事をすることにもやっと慣れてきました。それでも、先日までは仕事上必要な新聞記事や書類、各種ウェブの記事のほかは、漫画本しか読まなかったのです。5年ぶりの「読書」は新鮮でした。物語にのめり込むワクワク、ゾクゾクする感覚を思い出したのです。まあ、本当は初めから老眼鏡をかけていれば済んだ話なのですが、えんぶり見物断念が思わぬ宝物をくれた、儲けものをした、と思うことにしましょう。何か面白い本があったら、ぜひ紹介を。 (2005.2.21 ねぶた



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