| 2000年9月22日(金) |
自分が書いた記事が、どのように読まれているのか気になるものです。新聞記者だったころ、ある日、食堂に入ったら、お客さんがそばを食べながら、私の書いた記事を読んでいるではありませんか。視線から分かるのです。そのような機会はめったにないので、お客さんが新聞を読んでいる姿を斜め後から息を詰めて見つめたものでした。うれしいような、恥ずかしいような、妙な気分になったのを鮮明に覚えています。去る11日に始まった東奥日報社のiモードサービス「i東奥」。ログ集計を見ると、けっこう利用されているらしいのですが、どのように利用されているのか雲をつかむような感じでよく分からないのが実情です。 そんな折、個人ホームページ「青森旅情」(http://member.nifty.ne.jp/JH7BIA/)をたまたまのぞいてみました。「釣り日誌2000」というコーナーの「竜飛漁港のアジ釣り」という項目を読んでいたら、「『i東奥』の釣り情報では、今週、陸奥湾内で釣れているのは…」という文章が出てきてびっくり仰天。思いがけなく突然、「i東奥」の文字。そうかあ、このようにも利用されているんだ、と実感。心が白紙の状態で見たから、嬉しさ度は、かなり高いものがありました。「青森旅情」のオーナーさん、どうもありがとうございます。 (2000.9.22 たぬき ) シドニー五輪男子サッカー、日本が32年ぶり8強に。選手が全員プロとあってなじみの顔が多いです。野球のほうもこうなったらどうでしょう。ペナントレースの大事な時期でありますが、知っている選手のほうが観てて面白いのかも。 昨日ばかりは、ペナントレースよりも五輪だったようです。背番号3が宙に舞うのも近い試合だというのに、野球中継も視聴率が低下しました。 ここ数日テレビでは競泳の放送が目立ちます。が、だいたい決まって女子です。男子の決勝進出はだいぶ少ないようです。健闘して欲しいところであります。マラソンもどうしても女子に注目しがいがちに。今の日本社会を象徴しているというのは、こじつけでしょうか。 善きにつけ悪しきにつけ女子高生がバイタリティにあふれている一方で、男のほうは妙な少年犯罪を繰り返しているような気がします。 (2000.9.21 ひつじ ) 天候に恵まれ、いつになく早く稲刈りが進んでいるようです。新米。いい響きですね。たきたての新米は、香ばしいかおりがいっぱいで、食べてもやさしくて甘みがあります。新米をはじめて食べるときは、思わず姿勢を正してしまいます。おいしいからおかずが無くても、じゅうぶん一膳のごはんが食べられます。 農協系統の本年産米が、きょう20日から発売されました。新品種「ゆめあかり」も店頭に本格デビューしました。「藤坂五号」→「トワダ」→「フジミノリ」→「レイメイ」→「アキヒカリ」→「むつほまれ」→「ゆめあかり」。これが、戦後の青森県の主力品種の流れです。青森県の稲作を支えてきた、そうそうたる顔ぶれです。期待を集めてデビューした「ゆめあかり」は、偉大な先輩をしのぐ品種に成長するのでしょうか。いったいどんな味なのでしょうか。いつになく注目される出来秋。楽しみです。 あす、ウェブに新米の話が掲載されますが、ひとあし早く、おコメの話、でした。 (2000.9.20 たぬき ) 春を迎えた南半球シドニーはオリンピック一色。日本のテレビも毎日、長時間にわたって競技の模様を伝えています。「ウェブ東奥」では共同通信社の五輪特別ページにリンクを張ったほか、ソフトボールの斎藤春香選手、ボートの吉田理子選手の2人の青森県出身選手の活躍、奮闘ぶりを伝えています。昨夜、「ウェブ東奥」に斎藤選手が所属する日立ソフトウェアの方から「斎藤選手のホームランの記事、御社のホームページで見ました。さすがに青森県の有名人ですね。青森県の皆さんに斎藤選手と全日本女子ソフトボールへのご声援をお願いします」とのメールが届きました。こういうメールが届くと、「ウェブ東奥」スタッフとしてもうれしくなります。 さて五輪にはさまざまな競技はありますが、五輪でなければ、テレビでなかなかお目にかかれない競技もあります。斎藤選手が出場するソフトボールも、日本リーグがCSで放送されている程度。飛び込みやアーチェリー、ボート、カヌーなどはスポーツニュースで見る程度です。しかし、これらの競技も見ていると、おもしろいのです。 例えば、ソフトボールはバッテリー間、塁間が野球に比べ短いこともあると思うのですが、スピード感は野球以上。そんな中でバントなどの作戦をこなしていく技術の高さに感心します。飛び込みは難易度の高い技を織り交ぜながら、しぶきをほとんど上げず水面に飛び込むと「すげー」と思ってしまいます。どんなスポーツにも奥深さがあるわけで、五輪はさまざまな競技が観戦できる絶好の機会。まだまだ楽しみです。 (2000.9.19 こあら ) 五所川原市の篤農家笠井実さんに「とれすぎてゴメンと稲穂首を垂れ」という句があります。農家の気持ちをよく表している言葉だと思います。ことしのコメをめぐる情勢を見ていたら、この句を思い起こしました。 ことしのコメの作柄は豊作型。青森県も作況指数104の「やや良」だそうです。ところが、コメがとれすぎると、お定まりの“反作用”。政府米買い入れがなくなるのでは…という政府米への依存率が高い青森県のコメ農家にとっては晴天の霹靂のニュースや、減反大幅上乗せなど政府・与党のコメ余り対策(ウェブ東奥9月14日付)が次々と表に出ています。 がんばっていっぱいとったのに、素直に喜べない、というのは農家でなくても釈然としないものを感じます。稲穂の写真を撮ったときも、なんだか胸が痛みました。(2000.9.18 たぬき ) |