2005年9月15日(木) 東奥日報 ニュース


■ 焼失住居は土屋根の可能性濃厚/県教委が調査報告

 青森市の国特別史跡・三内丸山遺跡の第二回発掘調査委員会(委員長・村越潔弘前大名誉教授)が十四日、同遺跡展示室で開かれ、県教委は昨年度の調査で見つかった縄文中期末の焼失住居跡について「土屋根の竪穴住居だった可能性がさらに高まった」と報告した。同遺跡では一九九二年以降、縄文期の住居跡が五百二十二棟見つかっているが、土屋根の住居跡はこれまで確認されていない。

 同遺跡では今年六月から第二十九次調査がスタート。本年度は沖館川に面した遺跡北西部の斜面、台地縁辺の二カ所(合わせて約二千五百平方メートル)を対象に、九月末まで調査を行う。委員会ではこれまでの調査状況が委員に報告された。

 県教委の同遺跡対策室によると、焼失住居跡について本年度調査を進めた結果、床面に炭化材がまとまって遺存し焼土に覆われていた。

 屋根材が崩落した土の下で蒸し焼きの状態になり炭化した可能性が高いという。同住居跡には、少なくとも三棟が重複して建てられ、焼失住居がその中で一番新しい住居跡であることも分かった。

 二十三日午後一時半から、本年度調査の現地説明会を開く。


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