2004年9月29日(水) 東奥日報 ニュース


■ 再処理事業批判した櫻井氏らに反論/日本原燃社長

 六ケ所再処理事業をめぐり、評論家の櫻井よしこ、猪瀬直樹両氏が九月十六日号の「週刊新潮」と「週刊文春」の連載コラムでそろって事業凍結を訴えたことについて、日本原燃の兒島伊佐美社長は二十八日の定例会見で「もっと事実、現実を見て話をしてほしい」などと強く反論した。

 兒島社長は「工場内で働く人々や地元の人々にとって、最も危険度の高いのが再処理工場」「(再処理工場は)表は日本を代表する一流の企業だが、裏に回ればハリボテ」との櫻井氏の記事中の表現に触れ、「誠に心外。何をもって張りぼて、最も危険というのか聞いてみたい」と不満げ。「安全設計に基づき、プルトニウムを扱うのに十分対応する設備をきちんと造ってきた。ぜひとも櫻井さんも勉強し、理解してほしい」と反論した。

 また、広報担当の川井吉彦専務は「それぞれの立場でいろんな意見があるのは、ある意味で当然」と前置きしつつも「この件については少なくともわれわれへの取材はなかった。恐らく再処理工場もご覧になっていないのではないか。意見を言う前には、それなりに見ていただき、その結果として『こうだ』と言ってほしかった」と語った。

 再処理事業に理解を深めてもらうため、同社は櫻井氏に対しては、説明の機会を与えてほしい−と要望しているという。


HOME